「テラミスティカ」は2012年に発売された2~5人用のボードゲームです。個性豊かな勢力を1つ担当して、誰よりも繁栄することを目指します。
現時点でいくつか拡張セットが出ているため、それが加わることで内容がどう変わるのかをまとめています。また、デジタルで遊ぶ方法についても紹介しています。
ボードゲーム編
テラミスティカ
14の種族のうち、1種族を使い繁栄を目指します。種族ごとに異なる能力を持っているため、それぞれ戦い方が変わってきます。
平原・沼地・湖・森林・山地・荒野・砂漠の7種類の地形があり、それぞれ2種族ずついるため、全部で14種族になっています。
さまざまな要素が含まれており、BGGでのWeightは現時点(2022年05月)で3.97です。
テラミスティカ 氷と炎
テラミスティカの第一拡張セットです。
新たな種族と新たな地形、新たなマップが加わります。
また、基本ゲームでは最終得点計算は2種類固定でしたが、この拡張セットを入れることで3つめの最終得点計算が加わります。4種類のうち、1枚をランダムで使用します。
他にも新た選択ルールとして「手番順の変更」と「勢力の競り」が加わります。
基本ゲームでは最初にパスした人が次のスタートプレイヤーになり、そこから時計回りで手番を行います。この選択ルールを入れると、パスした順に次の手番を行うことになります。
他にもどの種族を使うかを競りで決められるようになります。
BGG Weightはほとんど変わらず3.96です。
テラミスティカ 商人たち
テラミスティカの第二拡張セットです。
第一拡張セットがなくても使用可能です。
造船所と船が加わり、全種族の個人ボードが拡張されます。これにより、新たな能力が付与される種族もあります。
船を移動させることで離れた場所に住居を建てられるため、以前よりも手詰まりになりにくくなっています。その分要素も増えているため、BGG Weightも4.20と高めになっています。
また、種族ごとに初期勝利点を種族ごとに変える調整が入っています。
テラミスティカ ミニ拡張
各種族が1枚だけスペシャル地形タイルを置くことができるようになります。
スペシャル地形タイルはレベル1の建物扱いとなり、町の一部になります。さらに種族ごとに異なる能力・効果があります。
氷と炎の種族にも対応しています。
テラミスティカ オートマソロボックス
オートマと呼ばれる人工プレイヤーを入れることで、1人でも遊べることができるようになります。
さらにプレイヤー2人+オートマといった疑似3人プレイも可能です。
オートマ専用の勢力があり、それぞれに能力がついています。
テラミスティカ:ガイアプロジェクト
ファンタジー世界のが舞台だったテラミスティカに対し、宇宙をテーマにしたゲームです。
テラミスティカよりも要素が増えており、こちらは最初からソロプレイが可能です。
デジタル編
BGA(ボードゲームアリーナ)
さまざまなボードゲームをブラウザ上で遊ぶことができるBGAにもテラミスティカがあります。
ただし、プレミアム会員対象のゲームのため、一緒に遊ぶ誰かがプレミアム会員である必要があります。
Steam
さまざまなゲームがリリースされているSteamでもテラミスティカを遊ぶことが可能です。
3段階のレベルがあるコンピューターと対戦することができます。もちろん、世界中のプレイヤーと対戦することも可能です。
アプリ
iOS・Androidどちらにもスマホ用アプリが出ています。
有料アプリですが最初の購入では基本セットのみが対応しています。アプリ内課金することで拡張種族が使えるようになります。
重量級ゲームの名作
テラミスティカはさまざまな要素が詰まった名作ボードゲームのひとつです。
運要素がないため、実力差は現れやすいですが、何度も遊ぶことで成長が実感できるゲームでもあります。ちなみに効果はすべてアイコンのため、言語依存は種族名くらいしかありません。(オートマはテキストがあります)
そのため、ルールがわかっていて、なかなか日本語版が手に入りづらい場合は、原語版を買ってもそれほど問題はありません。
気になっていて未プレイの方は、ぜひ遊んでみてください。