先日、少し前に話題になっていた作品をいくつかプレイする機会がありました。
数が結構あるので、何度かに分けて記事にしていきます。
マングロービアについて
マングロービアは、カードをプレイして、自分の小屋を建てていくゲームです。
配置した場所によって得点が異なり、さまざまなボーナスがあります。
マップは水辺の土地になっており、見た目もキレイです。
そもそも「マングロービア」とは何なのかと思って検索してみると、見事にこのゲームばかりが出てきます(笑)
どうもイタリア語で「マングローブ」という意味のようですね。
マングローブ(英: Mangrove)は、熱帯 – 亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に成立する森林のことである。/ wikipedea
なるほど、納得のビジュアルです。
ゲームの流れ
カードを使って、小屋を配置というのが主な行動なのですが、何枚カードを引くのか、何軒建てるのかといったことはワーカーによって決めます。ちなみにこのゲームのワーカーは皿です。
いわゆるワーカープレイスメントのように、1つずつ皿を配置していくのですが、効果は即時発動ではありません。
全員がすべてのワーカーを置き終わったならば、1から順番にアクションを解決していきます。
この配置場所も特殊で、1つの場所には2つのアクションが書かれています。
なおかつ、それぞれのアクションの順番が異なります。
たとえば、1のアクションに配置すると、1番目と12番目にアクションを解決することになります。以降は2番目と11番目、3番目と10番目という具合です。
そのため、アクションが起こる順番をよく考えないと、せっかく配置したのにアクションが行えないといったことが出てきます。もちろん片方のアクションをしたいので、もう片方は初めから諦めるという考えもあります。
アクションの種類は6つあり、3人でプレイした場合、各自2つのワーカーを配置するので、すべてのアクションが行われます。4人だと1つずつのワーカーになるので、2つのアクションは行われません。
アクションは
- カードを引く
- 小屋を建てる
- アミュレットを引く
- 極楽鳥の場所を変える
といった感じです。
1~6のアクションでカードを引き、7~12のアクションで小屋を配置していくイメージです。
極楽鳥は今回建物を建てられる場所を表しています。
地形が4種類あり、毎回建てられる場所は2種類だけとなっています。
ボード上のマスには数字が書いてあり、そこに書かれた地形と数字のカードを出すことで小屋を建てることができます。
ここで気をつけなくてはならないのが、数字はぴったり同じでなければならないということです。
その数を下回るのはもちろん、上回ってもいけません。数字カードは同時に複数枚出すことができるので、それでうまく調整します。
また、小屋のコストとしてアミュレットを支払う場合もあります。(ボード上に描かれています)
ちなみにアミュレットはそのまま持っていれば得点にもなります。
シンプルに見えていろいろな得点要素
手番にすることはシンプルなのですが、効率のいい得点を考えると、なかなか悩ましいです。
小屋を建てれば、そこにある得点が得られるのですが、付加価値がいろいろあります。
- 列や行の順位ボーナス
- エリアに建てられた小屋の数のボーナス
- エリアの小屋×順位のボーナス
- 引けるアミュレットの数が増える
これらのどこを重視するかで、やり方が変わってきます。
こういったところは陣取りの要素が強いですね。
マングロービアを遊んでみた感想
陣取り、カードマネージメント、ワーカープレイスメント、プロットといろいろな要素が入っています。
その割に、すべきことは複雑ではありません。多くの人に好評なのも分かる気がします。
カードの引き運もあるので、「ここであれを引けば勝てる」といった盛り上がりどころもあります。
もちろん引けないときは、どうにもならないのですが。
初プレイということもあり、得点はあまり取れなかったのですが、いろいろ考えどころがあるいいゲームだと思います。
余談ですが、極楽鳥というとやはり「バッパラ」が思い浮かびますね。
(MtGのBirds of Paradiseというクリーチャーです)