前回のマングロービア(参照:マングロービアを初プレイした感想)に引き続き、同日にプレイしたゲームの感想です。
こちらもTwitterなどで高評価のゲームです。
オルレアンについて
舞台は中世で、さまざまな人物の力を借りながら、得点を集めます。
これはデッキ構築ですね。
カードではなく、人物チップを集め、自分のデッキを作っていきます。
獲得したチップは袋に入れられ、そこから毎ターンチップを引いてゲームを進めます。
同じ時期にヒュペルボレア(参照:ヒュペルボレアを初プレイした感想)もありましたが、あちらもデッキ構築でした。
共通点はどちらもカードではないものでデッキを作っていくというところです。
ヒュペルボレアはキューブで、こちらのオルレアンはチップです。
各プレイヤーには個人ボードがあります。
ボードにはアクションと、それを行うために必要な人物チップが描かれています。
手番開始時に袋からチップを引き、ボード上に配置してアクションを行っていきます。
アクションの種類
基本的なアクションはチップを獲得するためのものです。
また、チップを獲得した際にはさまざまな効果が得られます。
チップを獲得する以外のアクションとしては、移動や慈善事業などがあります。
ボードは個人ボードの他に、地図のボードと慈善事業用のボードがあります。
地図のボードには商館を建てていきます。
これは他の人が建てたところはスタート地点以外は建てられません。そのため、人が建てていないところに移動する必要があります。移動には海路と陸路があり、それぞれ必要な人物チップが異なります。また、移動する際に途中にある商品が得られます。
慈善事業ボードには、自分の人物チップを配置することでボーナスを得られます。
ただし、配置されたチップはそこにとどまるので、自分のチップが減ります。
ゲームの流れ
まずイベントのチェックがあります。
これはターン終了時に何が起こるかというものです。
ペストにより、自分の人物チップが死んだりします。
次に農夫の数をカウントし、もっとも多い人にボーナス、もっとも少ない人は減点されます。
その後、袋から人物チップを取り出し、それを個人ボードに配置します。
この際に引くチップの枚数は、人物チップ「騎士」の効果で増えていきます。
すべてのチップが配置し終わったら、スタートプレイヤーから順番にアクションを解決していきます。1アクションずつ行っていき、全員がパスするまで続けます。
この後で、先に確認したイベントを処理し、ラウンド終了となります。
全18ラウンドを行い、もっとも勝利点の多い人が勝ちです。
オルレアンをプレイした感想
今回は3人でプレイし、自分だけが初めてでしたが、説明込みで1時間半ほどでした。
18ラウンドと聞くと、かなり長そうな感じですが、それほど時間はかかりませんね。
得点ボードがある訳ではないので、最初のプレイでは、どのような展開になっているのかちょっと分かりにくいかもしれません。得点は最後の計算時に初めて明らかになります。
「建築士」チップを獲得すると建物を建てられるのですが、これは毎ゲームすべて使います。
結構な数があるので、あらかじめ確認しておくといいかもしれません。
建物は1の建物と2の建物の2種類あり、「建築士」チップを獲得していくと、どちらの建物も建てられるようになります。また、建物を建てることで、できるアクションが増えます。
慈善事業はデッキ構築でいうところの圧縮のような感じですね。
後半あまり使わなくなった人物チップを送ることで、効率よくデッキを回せるようになります。なおかつ、ボーナスも得られます。
言語依存はないので、英語版でも十分にプレイ可能です。
しかし、建物や地名などが英語表記なので、日本語版の方がピンとくるかもしれません。
イラストの雰囲気がとてもよいので、それを崩さないような日本語を選んで欲しいですね。
デッキ構築ということもあり、かなりソロプレイ感は強いです。
プレイヤー間の関わりも、地図に配置する商館くらいです。
その辺をどう捉えるかで評価が分かれるかもしれません。
1度遊べば十分に理解可能なルールですし、雰囲気もいいので、好評なのも納得です。
機会があれば購入してもいいですね。