2人用のおすすめゲームとして名前があがることが多い「タルギ」を初プレイしました。
プレイしたのは、お借りしたドイツ語版です。
タルギについて
プレイヤーは砂漠の民族として、家族を繁栄させることを目指します。
そのためにナツメヤシ、コショウ、塩といった特産品を使って交易し得点を獲得していきます。
コンポーネントはカードなのですが、それを並べてボードのように使用します。
16枚の外周カードを並べて外枠を作り、その中に部族カードと商品カードを配置します。
プレイヤーは各自3つのターギ駒を持っています。
これがいわゆるワーカーで盤面に配置することで、さまざまな効果を得ます。
タルギの特徴はこのアクションの行い方にあります。
配置した場所のアクションに加えて、自分の駒同士が交差した部分のアクションを行うことができます。
ただし、相手の配置した駒の対面には駒を配置できないので、その辺で駆け引きが生まれます。
自分のやりたいことを優先するのか、相手への妨害を優先するのか個性が表れるところです。
△白のプレイヤーは外周3つに配置することで、中にある2つのアクションも行えるようになります。写真では見づらいですが、外周に置く駒は人型になっています。
16枚の外周カードは固定で、これがそのまま残りラウンド数を表しています。
盗賊駒があり、1からスタートしてラウンドごとに進んでいき、16まで到達するとゲーム終了となります。
終了条件は、
- どちらかが12枚の部族カードをプレイする
- 盗賊駒が4番目の襲撃スペース(16番目のカード)に到達する
という2つがあります。
終了条件を満たした後、得点が高いプレイヤーの勝利です。
タルギを遊ぶ
どちらも初めてということで、ルールブックを読みながら遊んでみました。
とりあえず商品を集めれば無難かなと思い、商品をとる場所ばかりに配置を。
しかし、やってみて分かったのですが、これは完全に失敗でした。
商品は部族カードを配置するためのコストとして使います。
ただし、次のラウンドに持ち越せるのは10個の商品までです。
自分の最初のラウンドは、商品を集めるだけで集めて、あまった分を捨てるという、ただの無駄遣いに終わりました(笑)
自分がアクションを行う際は、そのラウンドで行うアクションを好きな順番で行うことができます。
そのため、行う順番も重要になります。
「ここでコショウをとって、これで金貨に変えて、そしてこれを建てる」といった順番をよく考えておかなければなりません。この計算が狂ってしまうと、思った通りのアクションができなくなります。
初めてのプレイということで、両者とも思惑が狂います。
明らかに失敗したラウンドが双方にあったのですが、最初のプレイなので、そのままゲームを進めました。
タルギの感想
結果、32対29という接戦で勝利しました。
終わったとき「あ、負けた」と思ったのですが、列のボーナスを入れ忘れていることに気づきました。
うん、これは面白いですね。
2人用のおすすめゲームに入れてもいいかもしれません。
今回はルールを確認しながらということもあり、1時間40分ほどかかりましたが、普通に遊んでも1時間はかかりそうです。2人用で、なおかつそこまで複雑でなく、しっかりとボードゲームをした感覚が残ります。カードメインなので、もっと軽い感じなのかと思っていたのですが、そんなことはありませんでしたね。
ただ、惜しむらくは現在入手困難ということです。
2013年に日本語版が発売されたときに買っておけばよかったなぁと後悔しています。
こういった後悔を繰り返して行くことで、ボードゲーマーたちは「とりあえず買っておくか」という思考になるのでしょうね(笑)
ちなみにアクション自体はアイコンで理解できるのですが、部族の効果がテキストでなされているため、言語依存は結構あります。海外版を遊ぶ場合には日本語化が必須かもしれません。