テラミスティカ:炎と氷は、テラミスティカの第一拡張セットです。新しいマップと勢力が加わり、最終得点計算の種類が増えます。遊ぶためにはテラミスティカ本体が必要です。
テラミスティカ:炎と氷の新要素
新しいマップ
旧マップに調整を加えたものと、まったく新しいマップの2種類が加わります。
新しい勢力
両面仕様の勢力ボードが3枚加わり、新たに6種類の種族が加わります。
基本セットではそれぞれ地形に応じた種族でしたが、新しい種族はマップ上にない独自の地形を作り出していきます。白色と橙色が新たに加わり、もう1つは使われていない種族の色を使います。
新たな最終得点計算
従来の最終得点計算に加えて、新たな得点計算が加わります。
4枚のタイルのうち、ランダムで1枚を使用します。これにより、どのように配置すれば得点が伸びるのかが変わります。
選択ルール:手番順の変更
テラミスティカでは最初にパスした人が次のラウンドのスタートプレイヤーになり、以降は時計回りでした。
選択ルールとして、時計回りではなく、パスした順番に次の手番を行うことができます。
そのための手番順ボードが加わりました。
選択ルール:勢力の競り
得点を使って競りを行い、勢力を決められる選択ルールが加わりました。
初期点を40として、もっとも多くの勝利点を入札した人が選んだ勢力を使うことができます。
ルールはほとんど変わらずバリエーションが豊かに
大幅なルール変更はなく、種族やマップ、最終得点計算の種類が増える拡張セットです。基本を遊んだことがあるならば、簡単な説明だけで始めることができます。プレイ時間もそれほど変わりません。
新たに加わった種族はマップ上にない地形なので使うのにクセがあるものが多いです。そのため、どちらかというと基本を何度か遊んだ人向けの能力になっています。
今回は4人で遊び、1プレイ3時間半ほどでした。テラミスティカ自体が久しぶりという人がいたので、一通りルールをおさらいしてからのプレイでした。
ランダムでボードを決め、どちらを使うかは任意にして、リバーウォーカー、カオスマジシャン、ノマド、アルケミストの4つに決まりました。わたしは黒だったのでアルケミストです。
アルケミストは能力で1点を1金に、2金を1点に変えることができます。また、砦を造ると以降は1スコップにつき2パワーを得ることができます。
そのため、まず場所を確保してから砦をつくり、あとはどんどんスコップを活用して領地を広げていきました。あぶなげなく展開できていたのですが、結局最終得点計算で逆転されてしまい、2位に終わってしまいました。
最近BGAでやっていたため、実際にボードを使って遊ぶと結構処理を忘れてしまいますね。それでも改めて面白かったので、そのまま勢いで商人たちの拡張も注文しました。
また、普段各自がプレイヤーカラーを決めているため、得点を増やす際にうっかり間違って進めてしまうことがよくありました。これもアナログならではのミスですね。
拡張により全部で20種族もいるため、リプレイ性は高いです。要素は多めですが、これぞゲーマーズゲームといった感じで、非常に満足度があります。
タイトル | Terra Mystica: Fire & Ice |
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発行年 | 2014年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 100分 |
デザイナー | Jens Drögemüller, Helge Ostertag |