前回4人で初めてブラックスパイを遊んでみたのですが、時間の都合で途中で終わってしまいました。
今回は前回とは別のメンバーで3人で規定の点数まで遊んでみました。
ブラックスパイとは
3~6人用のトリックテイキングです。
作者はエルフェンランドやチケット・トゥ・ライドのアラン・R・ムーンです。
青、黄、赤、緑、黒の5スートで、数字は1~11まであります。
ただし、黒の7だけが6枚あります。
カードには尋問者や暗殺者、破壊工作員などといった名前がついていますが、覚えなくてもゲームには支障ありません。単に雰囲気の問題ですね。
ブラックスパイは、いわゆる取ったらダメ系のトリックテイキングです。
できるだけトリックを取らないことが基本です。
カードにはそれぞれ点数が書いてあるのですが、この点数の合計が規定の点数に達したプレイヤーが現れるとゲーム終了です。その時点でもっとも得点の低いプレイヤーの勝利です。
得点となるのは黒のカードで、それぞれ得点が異なります。
注意すべきなのが黒の7で、これは1枚10点です。
ちなみに黒以外の7は、-5点となっており、唯一のプラス効果となります。
基本的には黒のカードが得点、他の色のカードは得点にはなりません。
ゲームの流れ
まずディーラーを適当な方法で決めます。
カードはすべてのカードをプレイヤーに配ります。
60枚あるので、3人ならば20枚ずつということになります。
カードを確認したら、パスがあります。
手札の中から3枚を選び、それを隣のプレイヤーに渡します。
渡す方向はディールごとに異なります。
赤の1を持っているプレイヤーからトリックを始めます。
ルールはマストフォローなのですが、色か数字をフォローします。
この数字でもフォローができるというのがこのゲームの特徴です。
通常のトリックテイキング同様、トリックを取ったプレイヤーが次のリードを行い、これを手札がなくなるまで繰り返します。
ディールが終わったならば得点計算をし、ここで規定の得点に達したプレイヤーがいれば終了です。ちなみに3人戦だと200点が終了点数となります。
特殊なケース
もし誰かが16枚すべての黒のカードを取得した場合、特殊な得点状況となります。
そのプレイヤーは得点なしとなり、他のプレイヤー全員に60点が入ります。
ハーツで言うところのシュート・ザ・ムーンですね。
ブラックスパイを遊んでみた感想
3人ともトリックテイキング慣れしているので、すぐにコツは飲み込めました。
ポイントは何といっても7の存在です。
うっかり7でリードしようものなら、全員から黒の7を渡されてしまいます。
途中からコツが分かってきたわたしは「2点」「3点」「4点」とかなり得点を抑えることに成功しました。もう後はどちらのプレイヤーが負けるかをただ待つ段階です。
その結果がこれです。
おしぼり | ツチノコ | 自分 | |
---|---|---|---|
01R | 39 | 0 | 21 |
02R | 64 | 12 | 44 |
03R | 68 | 24 | 88 |
04R | 89 | 61 | 90 |
05R | 103 | 104 | 93 |
06R | 128 | 135 | 97 |
07R | 160 | 151 | 109 |
08R | 184 | 151 | 145 |
09R | 193 | 192 | 155 |
10R | 196 | 192 | 212 |
見事なまでの逆転負けです。
09Rの時点でゲームが終わったと思っていたので、完全に油断していました。
あと7点取らせれば勝ちなんだから、余裕だろと思ってなめてかかったら、この有様です(笑)
数字でもフォローできるというところが忘れてしまいがちですが、ルールとしてはシンプルなので、遊びやすいと思います。点数もすべてカードに書いてあるので、ゲーム中に何かを参照する必要もありません。
他にも選択ルールがたくさん用意されているので、長く遊べるトリックテイキングだと思います。
カードのデザインがカッコイイのもおすすめです。
