以前の記事(参照:色あせないボードゲームの楽しさについて)にも書きましたが、最近ドミニオンをよく遊ぶようになりました。
サプライの組み合わせによって、プレイ感が変わるので非常に中毒性が高いです。
ドミニオンの魅力
わたしがドミニオンを購入したのは、日本語版が発売された2009年です。
発売直後は、それこそ何度も遊びましたが、次第に興味が次のゲームへと移っていき、拡張を買うこともありませんでした。
そして今年8月、これからボードゲームを始める人へのおすすめとして、ドミニオンを遊んでもらったのですが、その際に「あれ? ドミニオンすげえ面白いな」と、その面白さに気づかされました。
その勢いのまま、ドミニオン:陰謀を購入し、基本セットと一緒に入れる用の箱まで作り、持ち歩いています。(タイトルの画像がその箱です)
ドミニオンの魅力は、やはりその組み合わせの豊かさにあると思います。
多くのゲームでは、どうしても展開が似通ってしまうことが多いです。
毎回同じ盤面、同じアクションを用いるならば、それも当然です。
そのため、最近のゲームでは、できるだけリプレイ性を高めるような工夫がなされているものが少なくありません。
ドミニオンでは、25種類あるカードのうち、10種類しか1度のゲームで使いません。
そのため、単純に計算すると、25C10で3,268,760通りの組み合わせがあります。
さらにこれに拡張が加われば、その組み合わせは無数になり、毎回組み合わせを変えてもいくらでも遊ぶことができます。
そして、その組み合わせにより、戦い方も変わってきます。
「今回はこれとこれがあるから、こっちを優先するか」
「みんなあれを狙いそうだから、あえてこれでいくか」
「あんまりカードを引けなそうだが、どうしようか」
などなど、遊ぶ度にいろいろな考えを要求されます。
今年になってドミニオンを何人かの人に遊んでもらいましたが、ほぼ全員が「もう1回」となるのも印象的でした。「欲しい」という人も多いです。
拡張について
ちなみにわたしは「陰謀」までしか遊んだことがありません。
もちろんたくさん拡張セットがあるのは知っていますが、しばらくは「基本」と「陰謀」だけでいいかなと思っています。
これだけでもまだまだ遊べますし、全部のカードを使い切るだけでも、相当な回数が必要です。
最近のボードゲームでは、拡張が出るものが少なくありません。
拡張を加えることで展開が多様になりますし、リプレイ性が高まるものも多いですが、実際のところ「拡張なしでもいいかなぁ」というケースも多いです。
また拡張自体の値段もそれなりなので、「拡張を買うよりは新しいゲームを」となる人も多いのではないでしょうか。
ドミニオンの興味深いところとして、「基本」よりも「陰謀」の方が評価が高いという点があります。(BoardGameGeekでのランクのことです)
もともとドミニオンが出た当時は「ソロプレイ感の高さ」が何度か話題にあがっていました。
それを解消するために「陰謀」では、相手に干渉するアクションが多数用意されました。
ただし、これも良かれ悪かれで、陰謀の露骨すぎる妨害アクションを嫌う人も多いかもしれません。(たとえば拷問人など)
あと一戦
ドミニオンは1プレイ時間がそこまで長くないのもリプレイ性が高い要因です。
そのため、さまざまなプレイを気軽に試すことができます。
ちなみに前回はサプライを完全にランダムで決めて遊んでいました。
1プレイの時間は4人で30~40分ほどです。
サプライが決定する瞬間も楽しみの1つですね。
陰謀のカードは、まだ大半を使ったことがなく、選ばれる度にテキストを確認するような状況です。毎回「へえ、こんなカードあるのか」と、とても新鮮です。逆に「うわ、またこれかよ」という楽しみもあります。
当分の間は「基本」「陰謀」だけで遊ぶつもりですが、気が変わってさらに拡張を買うかもしれませんね。