ゲシェンクは3~5人で遊ぶことができるカードゲームです。
わたしが持っているのはドイツ語版ですが、現在日本語版も出ており、カードのデザインがよりカラフルになっています。
ゲシェンクについて
3~35まで数字が描かれたカードがあります。まずその中から9枚を取り除きます。この9枚はそのゲームでは使われません。どのカードが抜かれたかは非公開です。
各プレイヤーは11枚のチップを持っています。このチップも非公開情報です。器に入れたり、手で隠したりしておきましょう。
手番になったならば山札から1枚をめくり、全員に見えるように表にして置きます。
自分の手番にできることはそれまでに公開されているカードをすべて受け取るか、1枚チップを支払ってパスをするかです。チップを持っていなければパスができないため、必ずカードを受け取ることになります。また、カードを受け取る際は、それまでパスのために置かれたすべてのチップも一緒に受け取ります。
カードの数字はすべてマイナス点です。チップは1枚1点のプラス点になります。
できるだけカードを取らないことを目指すのですが、ポイントになるのは数字の並び順です。自分が受け取ったカードの数字がつながっているならば、その中でもっとも小さいものだけが終了時にマイナス点になります。
たとえば、16、17、18、19というカードを取ったならばマイナスになるのは16だけで、他のカードはカウントされません。
カードを受け取ったならば、次はその人が山札をめくり、先ほどの手順を繰り返します。
これを山札がなくなるまで繰り返し、もっともマイナスポイントが少ないプレイヤーの勝利です。
ゲシェンクの魅力
ずっとパスし続けることはできないので、どこかでカードを受け取る必要があります。そのタイミングの見極めが面白いゲームです。もう少しチップが貯まったら取ろうと思っていると他の人に取られてしまったり、連番を見越してカードを取ったのに全然つながらなかったりと、なかなか思い通りにいきません。
自分が欲しいカードが山札に入っていることを信じてカードを取っていくか、被害を最小限にするためこまめにカードを取っていくか、性格が表れるゲームです。
ルールも簡単で駆け引きもあり、値段もお手頃なので、これからボードゲームやカードゲームを買おうと思っている人におすすめです。ゲーム会に行くときに時間調整としてカバンに忍ばせておくのもアリですね。