この日もまた、何年かぶりに会う人と遊びました。ここ最近、以前に遊んでいた人たちと久しぶりに会う機会があってありがたいです。
遙かなる喜望峰 航海の時代
リニューアルして発売されたばかりの新作を4人で遊びました。
4人中3人は、元のゲームである航海の時代を遊んだことがあります。といっても、だいぶ昔のことなので、遊び始めてしばらくしてから思い出したようです。
移動⇒収入⇒投資を順番に繰り返していくゲームで、運要素はありません。
誰が何を狙っているのか窺いつつ、効率良く得点化していく方法を探していきます。一度船を移動させると、その方向にしか移動できなくなるのがミソで、同じアクションは繰り返し行いづらくなっています。
進行方向をリセットするために母港に戻るのですが、拡張が入ると母港でできる行動も増えるため、より戦略性が増しました。
各自の手元にある投資チップがなくなるとゲームの終了トリガーとなるので、残りどのくらいでゲームが終わりそうというのが分かりやすいです。
マップの組み合わせも多く、拡張によってさらにバリエーションが増えたため、リプレイ性が高まりました。
カードが大きくなり視認性が高くなったのもうれしいですね。
ワイナリーの四季 トスカーナ
ワイナリーの四季の拡張セットです。
ゲームボードが変わり、4つの季節それぞれでアクションエリアが異なります。ワーカーは一年を通して使うので、どの季節で何アクション行うかの見通しが重要になります。
ワイナリーの四季との違いは、いろいろあるのですが、中でも大きな変更は年末処理です。この処理の仕方は他の多くのゲームと比べてもめずらしいです。
一般的なゲームでは、全員がアクションを終わらせたら、その後、一斉にラウンド終了処理を行います。それに対しトスカーナではパスをした人から年末処理を行います。
そのため、まだラウンドが続いているにも関わらず、ワーカーを回収することになるのです。そうすると後手番にも関わらず、多くのアクションスペースが使用可能という普通のワーカープレイスメントとは逆の展開になります。
これがなかなか変わっていて「もう少しねばると、あのアクションが使えるようになるかもしれない」といった駆け引きが出てきます。そういうこともあり、誰がいくつワーカーを残しているのかをしっかり確認しておく必要があります。
さらにこのおかげでラウンド終了時処理、ラウンド開始時処理といった待ち時間がないため、ターンオーダーによってはワーカーを回収して、即座にそのまま次の年のワーカーを配置といった展開になります。アグリコラやカヴェルナなどで起こるラウンド開始時に資材を補充する際に生じる「間」がないため、非常にスムーズに次のラウンドが始まります。
とはいっても考えどころは多く、カードもほとんどテキスト効果なので、ダウンタイムは長くなりがちです。このときも4人で3時間ほどかかったので、ワイナリーの四季に比べると、だいぶプレイ感は重いです。
ただ、拡張のおかげでやる度にかなり違う展開になるので、しばらくは繰り返し遊びたいゲームです。
UGO!
トスカーナが思ったよりも時間がかかったので、少し軽めのものをとトリックテイキングのウゴで遊びました。
カードをプレイすることでもらえる農夫トークンが鍵となるゲームで、農夫が足りないままで何スートも取ってしまうと、どんどんマイナス点が増えてしまいます。
獲得したトリックはスートごとに分けて自分のボードに表向きの山にして置いておきます。このとき、1番上のカードの数字が得点になります。ただし、農夫トークンが足りていないとそのスートは得点にならず、なおかつマイナスになってしまいます。
そのため、誰に何のカードを差し込むかが熱いゲームです。
「あの人、赤の得点が高いから0で上書きしよう」
「この色取らせるとかなりマイナスになりそう」
「え? 一気に3スート増えるの?」
といった感じで、トリックテイキングならではの楽しさがあります。
また、トリックに負けても農夫トークンが取れるというのも独特で、これのおかげで手札が弱くても十分に得点可能です。
独自要素が強いゲームなので、トリックテイキングゲーム好きに遊んでもらいたいですね。
ボブジテン
リクエストがあったので、最近の恒例ゲームを。
カタカナ語をカタカナを使わずに説明するだけ、というシンプルなルールなのですが、遊ぶ人によって説明の仕方がだいぶ変わってくるのが面白いです。
「そのヒントでよく分かったな」というシーンもよくあり、とても盛り上がります。
しばらくは定番ゲームとして活躍しそうです。