「ジンクラフターズ」は、クラフトジンの製造をテーマにしたゲームです。プレイヤーはジンを作る職人として、さまざまなボタニカルを組み合わせて素晴らしいジンを作り上げることを目指します。
ジンクラフターズについて
市場ボードを置き、4種類のカード(ジュニパー・ボタニカル・ジン・ブランド)をよく混ぜて所定の位置に置きます。
各プレイヤーは好きな色のプレイヤーエイドを受け取ります。ブランドカードとジンカードを2枚ずつ引き、初期手札とします。
「ジンクラフターズ」では、終了条件を満たすまで手番を繰り返します。手番プレイヤーが2回アクションを行うと、時計回りに次のプレイヤーの手番になります。
アクションの種類
手番では2回アクションを行います。
2回とも同じアクションをしても構いません。
仕入
市場に配置されているカードを購入します。
購入したカードは自分プレイヤーボードの上部に置かれます。置ける枚数に制限はありません。
その後、市場を補充します。
マーケットに欲しいカードがない場合は、コストを支払って市場をリセットしてから購入することもできます。
インスピレーション
ジンカードかブランドカードを山札から2枚引き、1枚を手札に、もう1枚を捨て札にします。
副業
3金を獲得します。
蒸留
ジンカードに書かれた材料を蒸留してジンを作ります。
手札からジンカードを1枚選び、そこに書かれた材料が揃っていれば蒸留できます。蒸留したジンカードはプレイヤーエイドの右側に置き、カードに書かれた勝利点を獲得します。
次に使用するジュニパーを1枚選び、プレイヤーエイドの右側に置きます。
最後に材料となるボタニカルカードの中から、キー・ボタニカルを1枚選びます。カードに書かれた効果を発動し、その後、プレイヤーエイドの右側に置きます。
それ以外のボタニカルカードはボタニカルエリアに残ります。
足りないボタニカルは他プレイヤーから借りることができます。貸したプレイヤーはストックから2金を得ます。
ボーナスアクション
勝利点が10点または20点を越えたとき、インスピレーションのアクションを1回できます。
ゲームの終了
手番終了時に30点を越えたプレイヤーがでるとゲームの終了条件を満たします。
その後、30点を越えたプレイヤーの右隣の人まで手番を行い、ゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーがゲームに勝利します。
シンプルなセットコレクション
ある程度ボードゲームの経験があれば、すっと理解できるルールです。
レシピに書かれた材料を集めてジンを作るというのが主な目的です。ブランドカードはいわゆる終了時得点で、条件を満たすことで勝利点が得られます。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。
カードにさまざまな効果がありますが、初見でもだいたいがアイコンで理解可能です。(テキストも併記してあります)
インタラクションとしては場にあるカードの奪い合いくらいで、直接他プレイヤーを攻撃する要素はありません。
ボタニカルを借りる際も相手に支払うのではなく、ストックからお金が出るのでプレイヤー間の干渉はありません。
規定点を取ったら終了というのが、同じお酒をテーマにしたワイナリーの四季を思わせます。終了時の得点があるため、先に30点を取ったからといって勝ちではないところも面白いですね。
材料が揃い始める中盤以降から一気にゲームが動きます。目標30点に対して、5点・6点のジンが作れるため、動き出すと終わりまでは一気に進みます。
ブランドカードの引きに左右される面もありますが、1プレイがそこまで長くないため、あまり気になりません。
カードやコンポーネントの雰囲気もよく、わかりやすいルールなので、とても取っつきやすいゲームです。
タイトル | Gin Crafters |
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発行年 | 2023年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 40分 |
デザイナー | Yu Miyazaki |
BGGリンク | Gin Crafters | BGG |