モプセンは3~5人用のトリックテイキングゲームです。トリックに勝つと自分が出したカードを得点として獲得することができます。さらに最下位だったプレイヤーは1枚を手札に加えて、スートの強さを変えます。作者はブルームサービスやアイルオブスカイのアンドレスアス・ペリカンです。
よくばりパグ(モプセン)について
カードは4スートあり、赤、青、黄にはパグが、緑にはネコが描かれています。カード上部には骨のアイコンが描かれており、これが得点になります。骨の数は数字が多いほど少なくなります。
他にスートの強さを決定する4枚のカードがあります。そのカードをランダムに並べてラウンドごとのスートの強さを決定します。
各プレイヤーに皿カードと手札8枚ずつを配ります。
その後、3枚までを山札のカードと交換することができます。
マストフォローのトリックテイキングですが、いくつか独自ルールがあります。
まず、緑はマストフォローの影響を受けず、いつでも出すことができます。緑でリードした場合、以降は好きなカードを出すことができます。
また、スートごとに強さが決まっているので、フォローできない場合にそれより上位のスートを出すと勝つことができます。
トリックの勝敗が決まったら、もっとも強いカードを出したプレイヤーはそのカードを自分の皿カードの上に置きます。
次にもっとも弱いカードを出したプレイヤーは、自分以外が出したカード1枚を手札に加えます。さらにそのときに出したカードのスートが次のラウンドから最強スートになります。
トリックに勝った人が次のリードを行い、誰かの手札がなくなったらラウンド終了です。
自分が獲得したカードの骨の数が得点になります。皿カードには5個の骨が描かれているので1度もトリックを取らなければ5点です。1度でも取ってしまうと上書きされるのでなくなります。
さらに残った手札1枚につき1点になります。
これを3ラウンド行い、合計得点の多いプレイヤーの勝利です。
ころころ変わる強さに翻弄
結構な枚数の山札が残るので、カウンティングはあまり意味がありません。さらにトリックごとにスートの強さが変わるので、なかなかコントロールするのは難しいです。
今回は4人で遊んでみました。
わたしは極力トリックを取らないようにして負け続けることで得点を増やそうとしてみました。(最下位になると手札が増えるので)
これはなかなか難しいですね。
たとえ負けても最下位にならないことが多いです。しかも、負けたときのスートが強くなってしまうので、スートが偏っていると意図せず勝ってしまいます。
3ラウンド中、2ラウンドはトリックを獲得しなかったのですが、あまり得点が伸びず3位でした。
2人が負けようとすると、どうやってもルーズルーズになるのでよくないですね。恐らく単純に勝ちにいった方が得点が伸びそうです。
モプセンでは勝った人がそのカードを皿に、次に負けた人が手札を増やすので、うっかり負けた人が次のリードをしそうになります。今回も何度か「あれ?どっちだっけ?」となったので、その辺り注意が必要ですね。