1920 Wall Street(ウォールストリート)はゲーム終了時に高くなりそうな株を買い集める2~5人用のゲームです。手番では円形に並べられたカード上にコマを移動させながら株式の売買を行います。
1920 Wall Street(ウォールストリート)について
それぞれの株価が書かれた株式ボードの初期価格にキューブを置きます。株式カードと市場変動カードをシャッフルして山札を作ります。そこからカードをめくっていき円形に並べます。
手番では以下の3つのうち、いずれか1つを行います。
移動と購入
現在のトレンド方向にコマを移動させます。1歩に1金かかりますが、資産内の金額に収まれば支払いは必要ありません。また、移動先に他のプレイヤーのコマがある場合はそれぞれに1金支払う必要があります。
その後、移動先のカードを獲得するか捨てるかを選びます。
捨てる場合は捨札ボードにある3つのエリアのいずれかに捨てます。
販売
現在、自分のコマの下にあるカードを捨札にします。その後、自分が所有しているカードをコマの下に置きます。このとき、その株式に書かれた価値の半額を銀行から受け取ります。山札から1枚引き、そのカードの上に置きます。このエリアにはカードが2枚あることになり、購入する場合は合計のコストが必要になります。
資産を増やす
2金を銀行に支払い、手元にある資産カードを1段階進めます。こうすることで移動できる歩数が増えます。
山札からカードを1枚捨てます。
これを繰り返し、山札から爆破カードがめくられたら、スタートプレイヤーの手前まで手番を行い、ゲーム終了です。
捨札を確認して、ダイナマイトの数が多いエリアの効果が発動します。
その後、資産を合計してもっとも多くの金額を持つプレイヤーの勝利です。
激しく上下する市場を生き抜く

株式はとうもろこし、綿、鉄鋼、石油の4種類です。カードの中にはこれらの価格を上下する効果がたくさんあるので、金額はかなり激しく揺れ動きます。
ゲーム終了時に捨札を確認して、3つあるいずれかの効果が発動します。
それによりオールマイティであるゴールド株式が無効になったり、株式が減らされたり、市場価値が半減したりするので、どれになりそうかを予想しつつ、ゲームを展開させます。
今回は4人で遊んでみました。思ったよりも処理が細かく、ルールを読んだ段階では「?」だったのですが、実際にやり始めるとそこまで難しくはありませんでした。ルール説明からゲーム終了まで1時間ほどです。
わたしはどんどん株を買い集めて、それで稼ごうと思ったのですが、終わってみるとそれぞれが微妙に枚数が足りず、全然得点が伸びませんでした。それぞれの株式には最低枚数が設定されており、それ以上の枚数を持っていないと価値を持ちません。この辺はしっかりカウントしておかないとダメですね。
基本的にやることは高くなりそうな株を買い集めることです。ただし、イベントによりお金を支払うことがあるので、それを見越して現金を準備しておく必要があります。どのカードが次に出てくるかは分かっているので十分に対策は可能です。
ルール上、借金もできるのですが、今回は誰も利用しませんでした。よほど強気にいかない限り、借金の必要はなさそうです。
タイトル | 1920 Wall Street |
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発行年 | 2017年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 45~60分 |
デザイナー | Perepau Llistosella |