エバーデール(Everdell)は動物としてエバーデール谷に街を作っていく1~4人用のワーカープレイスメントです。資源を集め、さまざまなカードをプレイして拡大再生産していきます。カードのイラストやコマを置くための大きな樹、動物を模したワーカー、木材や樹液をかたどったトークンなど、見た目もきれいなゲームです。
エバーデールについて
永遠の樹の上には後で追加されるワーカーと、今回使用する特殊イベントカードを置きます。ゲームボードには基本イベントタイルと森カードを置き、さらに山札から8枚のカードをめくって木の根元に公開して置きます。
各プレイヤーはワーカー2個とカードを受け取ります。カードは手番順により、1番手が5枚、2番手が6枚と1枚ずつ増えていきます。
手番で行えることは以下の3つのうち1つです。
ワーカーの配置
ワーカーを森の小道、森カードに配置して、その効果を得ます。円で囲まれた占有地と下が開いている共有地があり、占有地は1ワーカーのみ、共有地は何個でも置くことができます。
プレイしたカードにはワーカーが配置できるものもあります。オープンと書かれたマスは誰でも使うことができます。もし使われると所有者は銀行から1点を受け取ります。
また、条件を満たしていれば基本イベントタイルや特殊イベントカードに置くことができます。これらのイベントは終了時に得点をもたらします。
カードのプレイ
手札、または場にある8枚のカードを自分の場にプレイします。一般のカードは何枚でも置くことができますが、特別なカードは同名のものを配置することはできません。
すでに配置している建物カードにより、コストなしで支払える動物カードもあります。
次の季節の準備
配置したワーカーをすべて手元に戻し、さらに次の季節の分のワーカーを永遠の樹から持ってきます。季節によってカードが引けたり、生産カードの効果が発動したりといったボーナスがあります。
ゲームの終了
アクションができない、またはしたくない場合はパスをします。その場合、ゲームから抜けます。全員がパスをしたらゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
かわいらしい動物たちの街づくり
場にどんどんカードを並べていくワーカープレイスメントです。ワーカーの扱いがちょっと特殊で、他のプレイヤーが次の季節の準備を行うとスペースが空くため、そのまま使うことができます。
森の小道のアクションはゲームボードに描かれているため毎回同じです。それに対して森カードはランダムで選ばれるため、ゲームごとに違ったアクションになります。
資源を集めてカードをプレイというオーソドックスな流れなので、ルールは理解しやすいです。テキスト効果は多めですが、そこまで複雑な効果はありません。相手を邪魔するような効果もほとんどなく、攻撃要素は薄いです。
一般的なワーカープレイスメントだとワーカーの数がそのままアクション数になりますが、エバーデールではカードプレイも1アクションのため、資源を上手く集めればかなりのアクションができます。
今回は2人で遊んでみたのですが、ルール説明からプレイ終了まで70分ほどでした。思った以上に好評だったので、そのまま連戦し、結局3回遊びました。
テラフォーミングマーズや十二季節の魔法使いのように、どんどんカードをプレイしてさまざまな効果を使っていくゲームが好きな人にオススメです。
拡張もぜひ日本語版を出して欲しいですね。
大きな樹のコンポーネントが目を引きますが、高さを活かすようなギミックはありません。むしろ、この上にカードを置くと見づらいです(笑)
タイトル | Everdell |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 40~80分 |
デザイナー | James A. Wilson |
スコアシートを自作しました。
エバーデールスコアシート(PDF)