ランキングは自分が選んだタイルが上手く高順位になるように移動させる3~5人用のゲームです。お題に対してふさわしいと思うタイルを各自が秘密裏に選び、順番を決めていきます。ただし他のプレイヤーにバレてしまうと得点が減らされるので、バレないように進めなければなりません。
ランキングについて
各プレイヤーは自分の色を決め、その色のコマを塔ボードに置きます。ボードは得点トラックとカード置き場を兼ねています。
イラストが描かれたタイルを6枚ずつ受け取ります。何が描かれているかは他のプレイヤーに見せないようにします。また、自分以外のプレイヤーカラーのトークンを1セットずつ受け取ります。
お題タイルを引き、塔の頂上に置きます。
各プレイヤーはお題にふさわしいと思うタイルを選び、裏向きにして出します。山札からダミーのタイルを加えてよくシャッフルします。
タイルを表にして3位の位置に並べます。
手番では2枚以上並んでいる列から2枚のタイルを選びます。その後、どちらかを1段階上に、もう一方を1段階下に移動させます。この際に、もっともらしい理由を述べます。
この際、そのプレイヤーが選んだタイルがどれか分かったならば他のプレイヤーは、タイルの上にトークンを置きます。
これを繰り返していき、1位と6位のタイルが決まるとラウンド終了です。
どのタイルが誰のものだったかを確認していき、1位6点、2位5点といった感じで得点を獲得します。ただし、自分のタイルの上にトークンが乗っているとその分だけマイナスになってしまいます。
たとえば3位のときに2つトークンが乗っていると、(4-2)で2点です。
再びタイルを補充して、お題を変え、次のラウンドを行います。
誰かが15点に達するとゲーム終了です。
もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
え、それがダミーなの!?
お題は「サーカスにありそうなもの」「おとぎ話に出てきそうなもの」といったシンプルなものです。タイルはイラストだけなので、たまに「これは何だ?」というのもありますが、その辺は上手くごまかして何かにしてしまいましょう。
自分のタイルを露骨に上げると他のプレイヤーのバレてしまうため、タイミングを見計らって順位を上げる必要があります。何もしないとどんどん順位が下げられて得点がなくなってしまうため、タイミングの見極めが重要です。
今回「サーカスにありそうなもの」というお題で、そのまんまサーカスに使われるようなテントが出てきましたが、まさかのダミーで盛り上がりました。
お題があって、それにあうタイルを選ぶので大喜利のようでもありますが、ウケる必要はもちろんありません。そのため、雰囲気的にはディクシットと似ています。
自タイルの得点を高くするかがゲームのキモなので、ちょっとした隠匿要素もありますね。
ちなみに作者は「1号線で行こう」「イントリーゲ」「バレッタ」などを手がけたシュテファン・ドラです。
タイトル | RANKING |
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発行年 | 2010年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Stefan Dorra, Ralf zur Linde |