先日のフリーマーケットで入手したフレスコを早速遊んでみました。久しぶりに遊んでみましたが、ほどほどのルール量で長時間ゲームの入門としてもちょうどいいですね。その後はこちらも久しぶりのグラスロードを遊びました。
フレスコ
画家としてフレスコ画の修復を行うゲームです。
徒弟に指示を出すのですが、早起きすると先にアクションができるものの、機嫌が悪くなってしまいます。そうすると使える徒弟の数が減ってしまうため、劇場に連れて行き機嫌を取らなければなりません。
やること自体は顔料によるセットコレクションです。ゲームボード上にあるフレスコタイルに描かれた顔料を集めることで得点化していきます。
アクションはプロットによって行います。ラウンド開始時に衝立の中で行いたいアクションに徒弟コマを置き、一斉公開して順番に行っていきます。
独特なのが得点トラックで、同じマスに入ることができません。もし、同点になる場合は1つ前か後ろを選びます。
後ろを選ぶメリットは起床時間を先に決められることです。起床時間は得点が低い順に決めていくため、1点減らしてでも先に決めたいことが多いです。
フレスコにはあらかじめいくつかの拡張が入っています。
今回はその中の1つ、肖像画を入れてみました。いわゆる特殊効果があるタイルで、即時効果や永続効果、終了時得点など、さまざまな効果をもたらしてくれます。
ルール量がほどほどで、やるべきことも顔料を集めてタイルを修復と分かりやすいです。それでいて起床時間をいつにするかといった悩ましさがあり、しっかりボードゲームを遊んだ感があります。
1時間前後のプレイ時間で複雑すぎないゲームを探している人にオススメです。
グラスロード
アグリコラやカヴェルナでお馴染みのウヴェ・ローゼンベルク作品です。
全員が同じ構成の15枚のカードを持ち、ラウンド開始時にその中から5枚を選びます。
手番になったらその中の1枚を公開します。他のプレイヤーはそのカードを持っていたら必ず公開しなければなりません。このとき、単独でそのカードが出せれば2つの効果が発動します。誰かがかぶっていたら、2つのうちどちらか1つの効果を選びます。カードを公開させられた方も1つの効果が選べます。
ゲームの流れとしては資源を集めて建物を建てていくというお馴染みのやつです。各プレイヤーは個人ボードを持っており、そこに建物タイルを置いていきます。
グラスロードの特徴は資源トラックです。
各プレイヤーは2つのトラックがあるボードを持っているのですが、このトラックは全種類がそろうと自動的にガラスやレンガを作る仕組みになっています。この仕組みがなかなか曲者で、あとで使おうと思っていた資源がなくなっていることがよくあります。
今回は3人で遊び、わたし以外は初プレイでした。
いろいろな人と何度か遊んでいるのですが、個人的にはあっさりしすぎているかなぁという印象です。カードのバッティングで他プレイヤーとのインタラクションはあるものの、そこまで苦しめられことはありません。2アクションできればラッキーくらいの感覚で、読み合いもそこまで要求されません。
そのため、どちらかというと他のプレイヤーに邪魔されずに、自分の箱庭を作りたいという人にオススメです。
ちなみに建物の種類は結構あるのですが、1ゲーム中にはあまり出てこないのでリプレイ性は高いです。
1プレイ1時間ほどなので、ウヴェ作品の長時間ワーカープレイスメントはちょっとキツいという人にもオススメです。