日本語版が出ることがアナウンスされても、そこまで気になっていなかったのですが、Twitterでの評判もよく、だんだんと気になってきたので、結局グラスロードを購入しました。
アグリコラやカヴェルナなどのワーカープレイスメントではなく、カードによって展開していくゲームです。
ゲームの流れ
各プレイヤーは、建物を置く個人ボードと、資源を管理する生産ボード、ゲームの中心となる専門家カードを15枚もっています。
15枚のカードは全員が同じ構成で、15種類あり、それぞれ効果が2つ書いてあります。
各プレイヤーは15枚の中から、5枚のカードを選びます。
その5枚が今回の建設ピリオドで使うカードになります。
各自は今回選んだ5枚の中から、最初のラウンドで使うカードを選び、裏向きにして置きます。
スタートプレイヤーマーカーを持っている人から順番に、カードを表向きにし、その効果を発動させていきます。
その際に、誰かが表にしたカードが自分の手札にあれば、自分もそのカードを公開しなければなりません。
手元からカードを公開すると、そのアクションを行うことができます。
ただし、このようにして発動させる場合、実行できるのは記載されている2種類の効果のうちの1種類のみです。
もし、カードを表にした際に、誰も手札に同じカードを持っていない場合は、2種類とも効果を実行することができます。
たとえカードを持っていたとしても、すでに2枚のカードを手元から出しているならば公開することができません。
自分が裏にして出す場合は、できるだけ他の人とかぶらないように、
手元に残しておくカードは、できるだけ他の人とかぶるように、
持っておくことで、効率よく効果を発動させることができます。
これを繰り返し、資源を集めたり、建物を建設していきます。
カードラウンドを3回繰り返すと、建設ピリオドが終了します。
4回の建設ピリオドが終了するとゲーム終了です。
グラスロードを遊んでみた感想
今回は4人で遊んでみました。
全員が初プレイです。ちなみに全員がアグリコラなり、カヴェルナなりの経験はあります。
いつものローゼンベルク作品とは毛色が違うものの、ルールの複雑さでいえば、かなりシンプルです。かかる時間もだいぶ短いですね。
初プレイでは、まずどのカードを選べばいいかということが、なかなか分かりません。これはある意味、当然といえば当然かもしれません。
みんなが「どれ選べばいいかわかんねー」といいつつ、楽しそうな表情を浮かべていました。
建物もすべて初見なので、1つ1つ確認しながら遊びました。
何度かカードプレイをしていくと、何となくどれを選べばいいか分かってきます。
そして、自分がやってきたことが、いかにマズかったかも分かってきます(笑)
資源が足りなくて効果を実行できなかったり、逆に資源が最大値あるにも関わらず獲得しようとしたり、各自にミスが見られます。
また、カードを出す順番を決めるのも重要です。
自分としては資源を集めてから建設しようと思っていたのに、他の人の出したカードにより、先に建設のカードが出てしまうということが起こります。
すると、資源が足りなく、建設できないということになるため、選んだカードがムダになってしまいます。
そのため、どのカードをみんなが選ぶのかという読み合いや駆け引きが大切になってきます。
結果としては、20対20対13対12という得点だったのですが、これはレベル的にどうなのでしょうか。
カヴェルナで70点、80点などを取っていると、非常に低く感じてしまいます。
ちなみにグラスロードではタイブレイクの判定がないため、得点が同じ場合は、どちらも勝利という形になります。
かかった時間は準備やルール説明を入れて、1時間40分ほどでした。
建物の効果が把握できれば、もっと短くなりそうです。
生産ボードの使い方に、多少慣れは必要なものの、それ以外は分かりやすいゲームです。
他のプレイヤーとの読み合いもあり、個人ボードが発展していく様子が目で楽しめたりと、いろいろな要素がうまく構成されています。
そこまで時間もかからないので「もう1回」ともなりやすいですね。
評判通りの面白いゲームでした。
タイトル | Glass Road |
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発行年 | 2013年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 20~80分 |
デザイナー | Uwe Rosenberg |
BGGリンク | Glass Road | BGG |