エスペライゼーションは新しい言語を生み出して文明を発展させていく、言語創生協力ゲームです。プレイヤーは新言語を作り出し、それを使ってコミュニケーションを取り、さらなる言葉を獲得していきます。
エスペライゼーションについて
0~5までの世代に分かれた世代カードが50枚あります。カードには複数の言葉とアイコンがかかれています。他に紙とペンが必要です。
1~5までの世代カードをそれぞれ世代ごとに分けてシャッフルしておきます。
導入
第0世代のカードをすべて公開します。
スタートプレイヤーから順番にその中の1つを選び、新しい言葉を名付けます。
このとき、日本語や英語、擬音など既存の言語を用いたり、アレンジしたりしてはいけません。元の言葉にまったく関係がない完全オリジナルの新しい言葉を作ります。
新言語とその意味をプレイシートに記入します。
これを15ワード分が生まれるまで繰り返します。
その後、第0世代のカードは箱に戻します。
ゲームの流れ
ここからは出題者と回答者に分かれます。
出題者は第1世代のカードを1枚見ます。そこに複数のお題が書かれているので、その中から1つを選びます。それに新言語を名付け、プレイシートに記入します。まだ意味は書きません。
その後、これまでに作られた新言語のみを使って、新たに作った新言語の説明を行います。
回答者は意味が分かったら挙手で回答します。
正解した場合
お題の横に書かれているアイコンを獲得し、プレイシートに書き込みます。そのカードも獲得し、伏せて置いておきます。
不正解だった場合
回答権がまだあるならば説明を続けます。回答権の回数は世代を経るたびに減っていきます。
回答権がなくなるか、諦めるかした場合、失敗になります。正解したカードとは分けて置いておきます。その後、答えを発表してプレイシートに書き込みます。
正解でも不正解でも出題者が時計回りに移ります。
次の世代へ
一定数正解すると次の世代に進むことができます。お題はさらに難しくなります。
また、1~2世代まではジェスチャーができますが、3世代以降はできなくなります。
ゲームの終了と得点
獲得したカード、失敗したカードの合計が15枚になるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、獲得した得点によって評価が決まります。
2時間越えのワードゲーム
4人で遊び、ゲーム終了まで3時間半以上かかりました。
これが初期の15ワードです。
最終的にこうなりました。
実際のゲームの流れはこんな感じです。
「ヌワンギ ヌヌヌ?」
「グボ ウモ」
「ヤルソス ケリキキ ヌヌヌ?」
「グボ」
「トンカ ヌヌヌ?」
「トンカ ウモ」
文字化するとまったく意味が分かりません(笑)
ルールを読んだ段階で「このゲームはヤバい……」と感じたのですが、実際にやってみると想像以上でした。
特に新言語を使って歌ができたときは感動すら覚えました。
こんな言葉、絶対に使えないだろうと思っていても、ピンポイントで使えたりするので伏線回収のような気持ちよさがあります。
確実に遊ぶ人を選びますが、未知の体験をしてみたい人にオススメです。
タイトル | Esperaization |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2人~ (推奨4人) |
プレイ時間 | 90~120分 |
デザイナー | treehoppergames |