ブラス:ランカシャーとブラス:バーミンガムの日本語版発売が決定したので、両者の違いを簡単にまとめてみました。
ブラス:ランカシャー

箱の色から黒ブラスと呼ばれます。
2007年に発売されたブラスのルールを整理したブラッシュアップ版です。
ブラスの新版にあたるのがこちらの黒ブラスですね。
舞台は産業革命のころのイギリスで、製鉄所や造船所といった建物を建てていきます。
マーティン・ワレス作品の中でも特にファンが多いゲームで、ゲーマーからの評価も高いです。
ブラス:バーミンガム

ブラス:ランカシャーの続編にあたるゲームで、通称白ブラスです。
ランカシャーはブラスの新版なので作者はマーティン・ワレスなのですが、バーミンガムには他のデザイナーが加わっています。ブラス好きたちが作った続編がワレス公認で出たような感じですね。
そのため、ブラスに慣れた人向けの仕上がりになっており、ルールも多少複雑になっています。
ランカシャーとバーミンガムのどちらを買うべき?
これまでブラスを遊んだことがない人は、新版であるランカシャーから遊ぶのがオススメです。旧版よりもルールがはっきりしているのでプレイしやすいはずです。
ただ、そうはいっても難易度は高いです。
BGGのWeightを見るとランカシャーが3.87、バーミンガムが3.88と万人に勧められるゲームではありません。
BGGのWeightはルールの複雑さを表しており、最大で5です。
シドマイヤーズ:シヴィライゼーション(旧)が3.87、アルルの丘が3.90、モンバサが3.90なので、この辺りのゲームをプレイできていれば問題ないです。
好きな人にはたまらないゲームであるのは間違いなく、恐らくランカシャーを気に入った人はバーミンガムも買ってしまうでしょう。
ちなみに現在のBGGランキング(2019年08月)では、バーミンガムが13位、ランカシャーが22位とバーミンガムの方が評価が高いです。
日本語版が発売されるころには各所で遊ばれるであろう期待のゲームであることは間違いないですね。

