トレインズは2~4人用のデッキ構築+鉄道ゲームです。サプライからカードを購入してデッキを構築しつつ、マップ上に線路を敷いたり駅を作ったりしていきます。日本のOKAZU brandが製作したものを海外のAEGが英語版として発売しています。ライジングサンはトレインズシリーズの1つで、これ単体で遊ぶことができます。
トレインズ ライジングサンについて
コモンサプライ8種類にランダムサプライ8種類を加えて今回使用するサプライを作ります。
各プレイヤーは初期デッキ10枚と自分の線路となるトークンを受け取ります。
プレイ人数によって、使用するマップが異なります。ライジングサンには、3・4人用の名古屋マップと2人用の千葉マップ、九州マップの3種類が入っています。ゲーム中に得点が入るので得点トラックもついています。
ゲームの流れはドミニオンなどのデッキ構築を遊んだことがあるならば、すぐに理解できます。
カードをプレイして、アクションを実行、新たなカードを購入、残った手札を捨てて、新たに手札を5枚に。山札がなくなったら捨札をシャッフルというオーソドックスな流れです。
トレインズでは、アクションによって、マップ上に線路を敷いたり、駅を作ることができます。線路は自分のコマに隣接するようにしか置けないため、選んだルートによっては他プレイヤーとの陣取り要素があります。他のプレイヤーの線路のところにも置くことはできますが、追加コストがかかるようになります。
また、駅がある場所に線路を引いているとゲーム終了時に得点があります。
カード購入時、線路敷設時、駅拡張時などに廃棄物(WASTE)カードを獲得することになります。廃棄物は何の役にも立たないため、単純に手札を圧迫し、山札をムダに膨らませてしまいます。ただし、ドミニオンの呪いと違い、マイナス点にもなりません。
トレインズはアクション制限や購入制限がないため、手札の限りアクションが実行でき、何枚でもカードが購入できます。また、多くのカードはお金としてもアクションとしても使え、両方の効果を使う、お金としてだけ使うと選ぶことができます。
また、手番ではアクションも購入もしないでパスすることができます。この場合、手札にあるすべての廃棄物がサプライに戻ります。そのため、どんどん廃棄物が増えてきてアクションしづらくなったら、パスによって圧縮することが可能です。
ゲームの終了条件は以下の3つです。
- サプライのカードが4つ枯れる
- 誰かがすべての線路トークンを配置する
- 駅トークンがすべて配置される
このいずれかを満たすとゲームが終了し、得点計算になります。
- 都市ボーナス
- 遠隔地ボーナス
- カードVP
これらの得点を合計し、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
マップによりインタラクションが強まったデッキ構築
デッキ構築ゲームはどうしてもソロプレイ感が強いものが多いですが、トレインズではマップ上でのルート争いがあるため、インタラクションが強くなっています。
ライジングサンにはルートボーナスもあり、ある区間とある区間を先につないだ人は得点と特殊効果が得られるため、そこをいかに早く狙っていくかもポイントの1つです。
今回は2人で九州マップと千葉マップを遊んでみました。
最初の九州マップは2人とも初プレイということで、ルートボーナスなしでやってみました。サプライもルールにある推奨サプライです。
初回ということで、どのアクションが強いのかも分からず、手探りでデッキを構築していきました。デッキ構築ゲームにおいて、圧縮というのは1つの大きな要素ですが、トレインズではとにかく廃棄物がやってくるので、簡単には圧縮できないようになっています。線路を敷いて、駅を拡張して、1ターンで廃棄物3枚獲得なんていうのは、よく起こります。
1戦目はわたしが勝ちましたが、2戦目の千葉マップは負けて、1勝1敗の良い勝負でした。
デッキ構築が好きな人には、まず間違いない面白さのゲームです。人数にあわせてマップが選べるのもいいですね。インデックスがついているので、しまったときに、どのカードがどこにあるのか分かりやすいのもありがたいです。
かなり面白かったので、後日、元のゲームであるトレインズも注文しました。ドミニオン同様、いろいろなサプライで遊んでみたいゲームです。