蒸気の時代(Age of Steam)は1~6人用の鉄道をテーマにしたゲームです。プレイヤーは株式を発行することで資金を得て、それを元に鉄道を敷設していきます。都市と都市をつなぎ、商品を輸送することで収入が増えます。資金が枯渇してしまうとゲームから脱落してしまいます。
蒸気の時代(Age of Steam)について
各プレイヤーは自分の色のディスクを受け取ります。
ゲームボード、収入表示ボード、アクション表示ボードを並べます。ゲームボードの都市に商品を補充します。商品は5色ありますが、どの色が何といった意味合いはありません。(黒が石炭のような)
ラウンドは以下の10フェイズに分かれています。これをプレイ人数で決まったラウンド数行うとゲーム終了です。
- 株式発行
- プレイ順の決定
- アクションの選択
- 線路の敷設
- 商品の輸送
- 収入
- 経費の支払い
- 収入の低下
- 商品の追加
- ターン終了処理
経費の支払いの際に資金がない場合は収入が減ります。それでも足りない場合はゲームから脱落します。
規定ラウンド数が終わったら得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
ゲームの流れ
株式を発行することで資金を得て、それを使って鉄道タイルを敷設します。
都市と都市がつながったら、そこに置かれている商品キューブを輸送します。ただし、黒のキューブは黒の都市といった感じに対応する色にしか輸送することができません。輸送する際は、他のプレイヤーの線路を使うこともできますが、その場合、その線路の所有者の収入が上がります。
発行した株式と輸送力に応じた支払いがあります。
アクションの選択ではそのラウンドに限った特殊効果を得ることができます。
鉄道系ゲームの代表作
とにかくずっとキツいゲームです。
線路を敷設するための資金は株式発行で手に入れます。株式発行は返せない借金のようなもので、発行すればするほど毎ラウンドの支払いが増えます。
また、有利に進めるためには手番順も重要です。
この手番順は競りで決めます。
もちろんこれにも資金が必要になります。
輸送の際はできるだけ都市を経由すると効率良く収入があがります。そのためには輸送力が必要です。ただし、輸送力をあげると支払いが増えます。
このようにあらゆる場面でシビアな選択を迫られます。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで3時間ほどでした。聞いていたよりキツくないなと思ったら、ルールをいくつか間違えていました。
何十種類もマップが出ている人気ゲームですが、確かにこれは面白いですね。
やること自体ははっきりしているのですが、株式をいくら発行するか、線路をどうつなげるか、輸送力をどうするかなどなど、一手一手が重いです。
ルール上、脱落もありえるので決して万人向けではありませんが「キツいのが好き」という人にはぜひ遊んで欲しいゲームです。