1号線で行こうはボード上に線路タイルを置いていき、線路を完成させたら電車を走らせる2~5人用のゲームです。前半はタイル配置ゲームなのですが、後半はダイスを振ってすごろくを行います。先に自分の電車をゴールさせたプレイヤーの勝利です。
1号線で行こうについて
ゲームボードの外枠に1~6の番号が2つずつ書かれています。同じ数字の片方がスタートで、もう片方がゴールになります。また、ボード上にはアルファベットが振られた駅があります。
ゲーム開始時に2枚のカードが配られます。片方には数字が、もう片方には3つのアルファベットの組み合わせが6パターン書かれています。数字がその人のスタートとゴールになり、対応する3つのアルファベットが途中で通過しなければならない駅になります。カードは非公開情報です。
線路タイルは5枚ずつ持っており、こちらは公開情報です。手番では好きな位置にタイルを2枚配置し、再び5枚になるように補充します。
タイルは隣接させていく必要はありませんが、矛盾が生じるように置くことはできません。(駅やボードの外に進んでいくようになど)また、初めて駅の周囲にタイルを置く場合は停留所コマが置かれます。
前のルートを保持できるならば、タイルを置き換えることも可能です。その場合、すでにあったタイルは自分の手元に来ます。ただし、木が描かれているタイルは上書き不可です。
こうして手番を繰り返していき、すべての駅を通過してスタートとゴールにタイルをつなげることができたらカードを公開します。
次の手番からはタイルを置くのではなく、ダイスを振って電車コマを進めていきます。ダイスには1~4までの数字とHが2つ書かれています。Hの目が出ると、次の停留所まで進むことができます。
電車を進めていき、先にゴールさせたプレイヤーの勝利です。
タイル配置+すごろく
前半はタイル配置、後半はすごろくと、前後でルールが異なる変わったゲームです。
メインは前半のタイル配置で、これがなかなか厄介です。
自分だけでつなげていくならば簡単なのですが、他プレイヤーにも目的があるため、線路がぐちゃぐちゃにつながっていきます。途中で「え?そこにそれ置くの?」ということが何度もあり、そのたび計画を立て直しました。
後半になると、もはや上書きしないことにはルートが確立できないようになり、パズルゲームのようになってきます。さらにつなげ方が分かったとしても、そのタイルを引いてこなければならず、なかなかもどかしいです。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
最初にルートをつないだと思ったのですが、たどってみたら線路の向きが違っていて、もう1度新しいルートをつなげ直しました。
そこからすごろくになったのですが、なかなかのデッドヒートでダイスの目次第でどちらが1位になってもおかしくない状態でした。
最終的には1歩差で先にゴールして勝つことができました。
前半は頭をひねって何とかルートをつなごうとするのですが、後半はただダイスを振るだけというギャップがなかなか印象的です。
現在高値になっており、なかなか入手しづらいゲームですが、2021年にリゴレさんから復刻記念版が発売予定です。
タイトル | Linie 1 / Streetcar |
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発行年 | 1995年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 60分 |
デザイナー | Stefan Dorra |
BGGリンク | Streetcar | BGG |