以前、過去のゲームを振り返る企画として「プレイバック2012年」という記事を書きましたが、今回は2013年を振り返ります。
2013年に登場したボードゲーム
カヴェルナ
大人気だったアグリコラの後継作として出た作品です。
アグリコラは大量のカードの存在が特徴ですが、カヴェルナではそれがなくなりました。そのため、非公開情報がなくなり、他のプレイヤーへのアドバイスがしやすくなりました。
最初から家畜が食べられることや、何にでもなるルビーの存在により食料事情は楽になりましたが、アグリコラであったカテゴリごとの上限値がなくなったため、各自が独自路線で勝負できるようになりました。
この手のゲームではめずらしく7人まで遊べるというのも特徴の1つです。
ロシアンレイルロード
鉄道をテーマにしたワーカープレイスメントです。
線路を引いたり、技術者を雇ったり、改良したりして自分の列車を進めていきます。後半になるほど得点が一気に入るようになり、展開がどんどん派手になっていきます。
運要素がないため人を選びますが、ジャーマンレイルロード、アメリカンレイルロードと拡張が出ている人気作です。
ネイションズ
文明発展をテーマにしたゲームです。
各プレイヤーは1つの国家を担当し、建物を建てたり、軍備を整えたり、戦争を行ったりしながら4つの時代を戦い続けます。ゲーム中では、カードのごく1部しか使用しないため、遊ぶ度に違う展開になります。
拡張が加わることで、国家の特色が強くなり、さらに展開が豊かになります。
ワイナリーの四季(ヴィティカルチャー)
ワイン造りをテーマにしたワーカープレイスメントです。
季節ごとに異なるアクションエリアがあり、どこでどのくらいのワーカーを使うかの見通しが必要になります。
特殊効果をもたらす訪問者カードがどれも強力で「え? そんなのずるくない?」といった効果のやりあいになるため、展開が派手です。
一旦得点が動き始めると、一気にゲームが終息に向かうため、他のプレイヤーの動向をしっかり窺っておく必要があります。
グラスロード
アグリコラやカヴェルナの作者であるウヴェ・ローゼンベルクの作品です。
こちらはワーカープレイスメントではなく、カードをプレイすることでゲームが進みます。資源を集め、建物を建てながら個人ボードを発展させていきます。他のプレイヤーとかぶらないようにカードを出した方が得なため、読み合いが発生します。
資源管理の仕方が独特で、時計の針のような仕組みになっており、資源が集まると勝手に消費してガラスを作ってしまうのが面白いです。
アメリゴ
トラヤヌス、ブルゴーニュ、倉庫の街などの作者であるステファン・フェルトの作品です。
大きなタワーにキューブを入れて、そこから出てきた数と種類によって、できることが決まるという変わったシステムです。
やれることはたくさんありますが、フェイズの順番が決まっているため、初プレイでもスムーズに遊ぶことができます。得点の取り方もさまざまあるので、どこをねらっていくかの見極めがポイントです。
ブリュークラフターズ
ビール造りをテーマにしたワーカープレイスメントです。
ゲームごとに使用するビールのレシピと技術者が変わるため、遊ぶ度に違う展開になります。オプションとしてさまざまなルールが用意されており、慣れてきたらどんどん追加していくことができます。
運要素はなく、プレイ時間も長めですが、オススメのワーカープレイスメントです。