どんどん新作が出続けている中で、過去のゲームを振り返る企画です。今回は2014年に登場したゲームをピックアップしました。
宝石の煌き
今や定番の1つとして広く遊ばれているゲームです。
宝石を集めてカードを獲得し、そのカードの効果によってさらにカードを獲得していきます。手軽に拡大再生産が楽しめるので、ボードゲームの導入としてもぴったりです。
展開が多彩になる拡張も発売されています。
オルレアン
バッグビルディングの代表作です。
各自のバッグにチップを入れていき、そこから引いて、アクションを行います。バッグの中で自然に混ざるので、デッキ構築で必須のシャッフルが不要になりました。
こちらも2人用や協力などの拡張が出ている人気作です。
パッチワーク
アグリコラやカヴェルナでおなじみのウヴェ・ローゼンベルクの2人用ゲームです。
パズルのようなピースをはめていくことで個人ボードを埋めていきます。
1アクションずつ行うのではなく、時間ボードで後ろにいる方がアクションを行うというめずらしいシステムです。
イスタンブール
2014年ドイツ年間ボードゲーム大賞エキスパート部門賞を受賞した、この年を代表するゲームです。
タイル上のコマを移動させて資源を集め、タイルや宝石を獲得していきます。親族コマがなぜか投獄されており、ルール説明の際のおもしろポイントになっています。
拡張を加えることで要素が増え、マップが広くなります。
アルルの丘
ウヴェ・ローゼンベルクの2人用ゲームです。
シンプルなパッチワークに対して、こちらは膨大な選択肢があるワーカープレイスメントです。同じ年にこのような両極端な作品を出すところに作者の多才さを感じさせます。
もとは1~2人用でしたが、拡張を加えることで3人まで遊べるようになりました。
ディセプション
2019年に日本語版が発売された正体隠匿ゲームです。
各プレイヤーに凶器と証拠が配られ、それをもとに誰が犯人かを予想します。全員に対して順番に発言権があるため「しゃべらないから怪しい」「しゃべりすぎて怪しい」といった正体隠匿にありがちな問題点を解消しています。
キャメルアップ
ラクダのレースゲームです。
ピラミッドからダイスが出てくるギミックが目を引きます。
どれが1着になるのか賭けるのですが、思わぬ展開になるので盛り上がります。どんどん積み重なるラクダが見た目にも楽しいです。
ラグランハ
農場経営のボードゲームです。
個人ボードのどちらの向きにカードを挿すかで効果が変わります。助手のテキスト効果や拡大再生産が楽しく何度も遊びたくなる魅力があります。
ブルームーンレジェンド
ライナー・クニツィアの2人用カードゲームです。
もともとは種族ごとでバラバラに売られていたものが、1つにまとめられたのがこのブルームーンレジェンドです。
基本は数比べなのですが、さまざまなテキスト効果があり、TCG的な面白さがあります。カードの種類も豊富でこれ1箱でデッキを構築することができます。
デッドオブウィンター
ゾンビがテーマの協力ゲームです。
基本は物資を集めて生き残りを図る協力ゲームなのですが、裏切り者が混ざっているルールもあります。
多数のシナリオや膨大な数のイベントカード(交差点カード)が用意されており、プレイするたびに違った展開になります。