国内でも所有者がどんどん増えている農場経営ゲーム、ラ・グランハ。
アクションの選択肢が多いため自由度が高いですが、誤りやすいポイントや忘れがちなルールがいくつかあります。
建物への輸送が完了した場合に入る得点
建物への輸送が完了した場合、現在のラウンド数に応じた得点が入ります。
現在が2ラウンド目ならば2点、3ラウンド目ならば3点といった具合です。
ボード上にチップがある得点は忘れませんが、こちらの得点は忘れがちです。
自分も実際に何度も忘れたことがあります。
これがないと後半に建物を建てる意味が薄くなってしまいます。(残りのラウンドが少ないと得られるメリットが少なくなってしまうため)
しかしこれの得点があれば6ラウンド目であっても建物を建てる意味がでてきます。
ゲーム上、重要な意味合いを持っているのですが、説明書では、それほど強調されていないため、見落としている人も多いのではないでしょうか。
屋根の使用について
屋根の効果はラウンドを持ち越すことができます。
説明書やプレイエイドに屋根をひっくり返す絵が描いてあるので勘違いしがちなのですが、この絵は「次のラウンドに使う屋根を表にする」という意味です。
また、建物の効果はそのラウンド中に使う必要があるため、これも勘違いが起こる原因となっています。
前のラウンドで購入した屋根であっても、未使用であれば問題なく使うことができます。
屋根マーカーの購入
屋根マーカーの購入は手番順に行いますが、1ラウンド目だけは手番順の逆順になります。
これも例外的な動きなので、忘れがちです。
他にも
経験上、上記の3つは誤りがちです。
特に建物の得点は、プレイを開始する前に確認していても、実際に遊び始めると忘れていることがあるので、注意が必要です。
また、助手の効果が60種類以上あるため、その辺の解釈も難しいところです。
ルール文量は約20ページと決して少なくはないですが、助手のテキスト以外はほとんどがアイコン化されているため、やり始めればスムーズに遊ぶことができます。
ダイス目によってゲームの展開が変わり、手札によって戦い方も変わってくるので、リプレイ性は非常に高いです。今だと日本語化のシールも公開されているため、遊ぶ上でのハードルはだいぶ低くなっています。
おすすめのゲームですので、気になった方はぜひ遊んでみて下さい。