ボードゲーム

[ボードゲーム] Frutticola(フルティコラ)紹介

frutticola
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Frutticola(フルティコラ/フルッティコラ)は、ジャム作りをテーマにした2~4人用のワーカープレイスメントです。ラウンド開始時に一斉公開するアクションカードにより、手番順・使えるワーカーの数・特殊能力が決まります。

Frutticola(フルティコラ)について

ボードゲームのフルティコラ

ゲームボードは両面仕様になっており、プレイ人数によって使い分けます。その他にアクションスペースとなる木を準備します。

開発タイルをサプライとして並べ、今回使用するゴールタイル3枚を公開します。

各プレイヤーにワーカー(農夫3個・労働者3個)と初期倉庫タイル、ゴールマーカーとアクションカード5枚、初期リソースを配ります。

アクションカードはランダムで5枚配る方法と、5枚配ってからドラフトする方法があります。

ゲームは全4ラウンド(春・夏・秋・冬)です。

4ラウンドが終わったら、最後にクリスマスセールを行ってゲーム終了です。

ゲームの流れ

アクションカードの公開

手札からアクションカード1枚を選び、一斉に公開します。

アクションカードは左上に数字、右上に使えるワーカーとその順番、下にそのラウンドで適用される効果が書かれています。

ワーカーは農夫と労働者の2種類あり、カードに書かれている順番に並べて置いておきます。アクションスペースはワーカーの種類によって追加効果があったり、使用制限があったりします。

数字が小さい順にアクションを行います。

アクションの実行

数字順に1アクションずつ行っていきます。

オーソドックスなワーカープレイスメントなので、ワーカーを配置してアクション実行しかありません。ただし、スペースによってコストが必要だったり、ワーカーの種類が指定してあったり、追加効果が得られたりします。

アクションの種類
果樹園 果物を獲得します。
果物はオレンジ、レモン、リンゴ、桃、いちご、ブルーベリーの6種類です。
ストア 開発タイルを購入します。
さまざまな特殊効果や得点をもたらします。
化学工場 農薬か肥料を獲得します。
これらは果樹園のアクションをする際に必要です。
キッチン ジャムを作ります。
同じ果物2個で1つのジャムを作ります。
市場 ジャムや果物を売却します。
販売された種類の果物の売値が下がります。
ハウス 見習い従業員コマ2つを獲得します。
追加ワーカーとしてこのラウンドで使うことができます。

ラウンドの終了

全員がアクションを終えたらラウンド終了です。

ワーカーを回収し、季節によっては開発タイルが入れ替わったり、果物の価格が上がったりします。

その後、次のラウンドの準備をします。

再びアクションカードの選択から行いますが、先ほど使ったカードはもう使えません。(5枚中4枚を使い、1枚があまることになります)

クリスマスセール

4ラウンド終了時にクリスマスセールが行われます。

果物の価格を1下げて、残っているジャムや果物を売ります。

ゲームの終了

クリスマスセールが終わるとゲーム終了です。

開発タイルによるボーナスを加算して、もっとも所持金が多いプレイヤーの勝利です。

さまざまな組み合わせがあるワーカープレイスメント

ボドゲのフルティコラ

アクションカード1枚で、手番順、使えるワーカーの数、ワーカーを使う順番、特殊効果のすべてが決まるめずらしいワーカープレイスメントです。

アクションカードは28種類あり、すべて異なる特殊効果がついています。カードによってワーカーの数が3個~6個とだいぶ差があります。

効果はプラスのものだけでなく、特定のアクションができなくなるといったマイナスの効果もあります。そのため、そのラウンドで行いたいことを踏まえて、カードを選んでいかなければなりません。

アクションスペースは人数によって固定されているのですが、この特殊効果により展開がだいぶ変わってきます。

今回は2人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで80分ほどでした。ゲームの流れは特に難しくないため、ワーカープレイスメントの経験があればすんなりに始めることができます。

種類によってワーカーの形が違っていたり、アクションスペースが木を模していたり、お金が紙幣だったりとコンポーネントの雰囲気がとてもいいです。Kickstarter版だと果物も6種類すべて形が異なるため、かなり凝っています。

タイルはアイコンだけ、カードにはアイコンとテキストのどちらも書かれているのですが、初回だとちょっと分かりづらいものが多いです。また、名前が筆記体で書かれているため、パッと見て何なのか読みづらいです。この辺りは慣れればアイコンだけで十分理解可能な気もします。

ルール量もそこそこで、1時間程度で遊べるため、中量級ゲームが好きな人にオススメです。

タイトル Frutticola
発行年 2020年
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 45~60分
デザイナー Giovanni Fiore, Virginio Gigli
BGGリンク Frutticola | BGG
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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。