チケット・トゥ・ライド メルクリンは人気シリーズ「チケット・トゥ・ライド」のドイツマップです。基本的なルールはチケット・トゥ・ライドと同じで、カードをプレイしてボード上に線路を引いていきます。メルクリンには独自要素として乗客コマが入っています。
チケット・トゥ・ライド メルクリンについて
ゲームボードの都市に対応する色の商品トークンを置いていきます。トークンには数字が書かれており、大きい数字が上になるように都市ごとに何枚か重ねていきます。
各プレイヤーは自分の色の列車コマと乗客コマを受け取ります。
目的地カードは長距離と短距離で背面が異なり、別々の山札になっています。
列車カードは、普通列車、機関車、乗客で構成されています。
普通列車は8色あり、ボード上の路線の色に対応しています。機関車カードは虹色で、何色としても使うことができます。乗客カードは後述する乗客の移動の際に使用します。
手番でできることは以下の4種類のうち、1つです。
カードを引く
列車カードを場に並んでいる方か、山札から2枚引きます。
路線の保有
路線の色に対応する列車カードをプレイして、都市と都市の間に列車コマを配置します。置いたコマの数に応じて得点を入れます。
この際、どちらかの都市に乗客コマを置くことができます。
目的地カードを引く
長距離と短距離、好きな組み合わせで4枚を引き、任意の枚数を手札に、あとは山札に戻します。最低でも1枚は手札に残さなければなりません。
乗客の移動
ボード上にある乗客コマを移動させます。完成している路線を一筆書きの要領で動かしていき、途中にある商品トークンをすべて獲得します。他のプレイヤーの路線を通りたい場合は、乗客カードをプレイすることで通ることができます。
獲得した商品トークンの数字がそのまま点数になります。
これを繰り返し、誰かの手番終了時に列車コマが0~2個になったならば、全プレイヤーがもう1手番ずつ行ってゲーム終了です。
手札に残った目的地カードは達成できていれば加点し、できていなかったらその数字分マイナスです。もっとも多くの目的地カードの達成をしたプレイヤーは追加ボーナスを得ます。
もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
より戦略性が高くなったチケライ
基本ルールはチケット・トゥ・ライドと同じですが、乗客の存在で戦略性が高まっています。乗客コマは他の人の路線も使えるというのがポイントで、これにより他人の路線を延ばす意味がでてきます。
通常のチケット・トゥ・ライドだと、自分が目的としている場所を邪魔されたら、諦めるか遠回りするかしかなかったのですが、乗客のおかげで、他人の路線にも使い途がでてきます。
今回は3人で遊んでみましたが、プレイ時間は1時間ほどでした。ただ、すべての都市に商品トークンを順番に重ねていかなければならないので、準備がちょっと面倒ですね。
システムとしては考えどころが増え、長距離と短距離が選べるようになっているため、「単にカードを引いたもの勝ち」とはならないようになっています。
また、模型メーカーであるメルクリンとのタイアップにより、同じ色のカードでもすべての列車のイラストが異なるのも大きな特徴です。これによりかなり雰囲気もよくなっています。
普通のチケット・トゥ・ライドよりも、もっと考えどころが多いマップが遊びたいという人にオススメです。