お盆の連休がとれたので、普段なかなか行くことができない東京まで遊びに行くことにしました。その目的のひとつは最近どんどん数が増えてきているボードゲームカフェへの訪問です。今回はTwitter上で何度かお話したことがあるエミユウスケ(@usk_em)さんがオーナーをなさっているリトルケイブに行ってきました。
リトルケイブについて
リトルケイブは高円寺にあるボードゲームカフェです。高円寺駅南口から徒歩で30秒とかなり近いです。お店は2階にあります。
予約も受け付けていますが、今回は時間がどうなるか分からなかったので、予約なしでひとりでフラリと寄ってみました。お店を訪れたのは08月12日(金)の20時頃です。
料金は時間ごとにかかり、フリータイムも用意されています。23時まで営業しているので、お酒のメニューもありました。
とりあえず今回は、Twitterで何度か見かけたことがあるミープルメープルとアイスティーを注文しました。
ボードゲームを遊ぶ人にはお馴染みのミープルを模したパンケーキです。見た目もかわいらしいですが、味も美味しかったです。
今回はひとりで訪れたので、オーナーさんにずっと相手をしてもうという贅沢な時間を過ごしました。
遊んだゲームについて
クレイジーココナッツ
リトルケイブでクレイジーココナッツを。 #boardgamejp
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サルの手の上にココナッツを置いて、それを飛ばしてバケツの中に入れるというアクションゲームです。ルールは簡単なのですが、なかなか思ったところに飛びません。または入ったと思っても、跳ね上がって出てきたりと、一筋縄ではいきません。
バケツの中にココナツが入ると、そのバケツを獲得し、自分の前にピラミッド状に積んでいきます。ココナッツを飛ばす際はそれを越えなければならないので、後半になるとだんだん難易度が上がっていきます。
ファストラック
Twitter上で評判がよかったゲームで、こちらも初プレイです。
ホッケーのようなボード(というか、ステージ?)上で、ゴムではじいてディスクを飛ばし、相手側のエリアにすべてのディスクを入れた方が勝ちです。こちらもアクションゲームですね。
パチンコの要領で引っ張って飛ばすだけなのですが、これもなかなか上手くいきません。ただ、コツが分かってくると、スムーズにどんどん入っていきます。そうかと思ったら、また入らなくなったりと、思ったより難しかったです。
これは見た目も分かりやすいし、ルールも簡単なので、ボードゲームに慣れていない人でも楽しめそうです。
Tides of Time(時の潮流)
2人用のドラフトゲームです。カードが大きめでディクシットサイズになっています。デザインは非常にきれいです。
各カードにはスートを表すアイコンと得点、特殊効果、得点のための条件などが書いてあります。たとえば、○と△を持っていれば各5点、□を相手よりも持っていれば7点などの条件があります。
これを1枚ずつピックしていき、手札がなくなるまで繰り返します。手札がなくなったら自分の前に置いてあるカードの得点を計算します。これを3ラウンド繰り返すのですが、カードはすべてがリセットされるわけではなく、ある程度引き継がれます。
手前に置いた1枚はキープすることができ、1枚は捨てます。そこから手札補充があるので、先々を見通してカードを選択する必要があります。
1ゲームにおいてすべてのカードが使われます。そのため、ランダム要素は薄いです。どんなカードがあるかを把握しつつ、相手の計画を上手く読まなければなりません。
アラレちゃん大追跡
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よくあるアニメのタイアップ商品かと思いきや、作者があのアレックス・ランドルフという意外な作品です。
電池で動くアラレちゃんをオボッチャマンが追いかけるという内容で、その際に方向転換を上手く利用して、相手の裏をかきます。やってみると、思ったより上手くいきません(笑)
Completto(コンプレット)
こちらも方々で絶賛の声が聞かれるゲームです。わたしは初プレイです。
感覚的にはストリームスに近いでしょうか。自分の前に裏向きに置かれたタイルを昇順に数字が並ぶように中央のタイルと交換していきます。
手番で行うのは中央のタイルを1枚表向け、それを自分の前に並んでいるタイルと交換するだけです。自分の前にはあらかじめいくつか表になっているタイルがあり、昇順になるように上手くタイルを置いていきます。もし、すでに表になっているタイルと連番になったならば、続けて追加アクションを行うことができます。
これを繰り返し、すべてのタイルが表向きになったプレイヤーの勝利です。
また、タイルを取るのではなく、自分のタイルの位置を移動することもできるので、思った通りにならないような場合は、位置を交換して上手くタイルが入るように調整します。
ルールは簡単でシステムだけ聞くと「それで面白いの?」と思えるのですが、やってみるとこれがなかなかです。ラミーキューブとかあの辺が好きな人には間違いなさそうですね。
LEO
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2016年ドイツの年間キッズゲーム大賞にノミネートされた作品です。
協力ゲームでお互いにカードを出していくことで、ライオンを進めていきます。道は裏向きになったタイルで形成されており、ライオンがたどり着いたところは表向きにされます。そこに数字があったら、その分だけ時計が進み、時計が1周してしまうとラウンド終了です。
ラウンドが終了したら、またすべてのタイルを裏向きにするのですが、このとき位置は変えません。また、以降は手札から出したカードの色とタイルにある色が一致すると時計が進みません。そのため、どこにどのタイルがあったのか記憶しておく必要があります。
協力ゲームで、なおかつ記憶の必要ありと、どう考えてもお互いを批難する要素が多いゲームです(笑)
やってみると分かるのですが、全然覚えられません。さらに「赤だったよな?」と思ったタイルが紫だったりと、自分の記憶力を疑うシーンも多いです。
今回はなんとか記憶力を絞り出し、ギリギリクリアすることができました。
初めてのボードゲームカフェ
話題のゲームやめずらしいゲームなど、なかなか遊べない作品をプレイでき、とても楽しかったです。こういったひとりでふらっと行っても遊べる場所があると、だいぶボードゲームのハードルは下がりますね。ルールの説明もしていただけるので、気軽に入れると思います。
この日、遊んでいる途中で窓ガラスに何かが何度か追突してきました。虫かなと思ったのですが、結構な大きさではっきりと当たる音が聞こえます。間隔をあけて何度かぶつかってきたので何だったろうとずっと思っていました。
2時間ほど遊び、お店を出て階段を下りると、まっすぐにセミが自分のところに向かってきて「お!」と思わず声を上げてしまいました。どうやらこれがさっきの物音の正体のようですね。セミは不規則に目の前を飛び、なかなか出るに出られませんでした。これにはかなり驚きました。
また東京を訪れた際はぜひ遊びに来たいです。
ただ、その際セミに突進されるのは勘弁願いたいですね。