「コンパイル(Compile: Main 1)」は、2つのAIがプロトコルを使って対戦する2人専用のカードゲームです。3本のラインへカードを重ね、相手より先に3つのプロトコルをコンパイルすることを目指します。
基本は数字比べですが、カードを重ねる位置によって使える効果が変わります。少ないルールで読み合いをじっくり楽しめる作品です。
- 2人専用、20~30分で遊べる対戦カードゲーム
- 12種類から選んだ3つのプロトコルでデッキを作る
- 3本のラインで数字とカード効果を競う
- 組み合わせによって毎回違う戦い方を楽しめる
- 用語とカード効果に慣れるほど面白さが増す
コンパイル(Compile: Main 1)とは
| タイトル | Compile: Main 1 |
|---|---|
| 発行年 | 2024年 |
| プレイ人数 | 2人 |
| プレイ時間 | 20~30分 |
| 対象年齢 | 14歳以上 |
| デザイナー | Michael Yang |
| 主な要素 | 2人対戦、ハンドマネジメント、エリアコントロール |
| BGG | Compile: Main 1 | BoardGameGeek |
プレイヤーは不正AIとなり、闇・水・生命などの概念を表すプロトコルをテストします。それぞれのプロトコルには性格の異なる6枚のコマンドカードがあり、選んだ3種類を混ぜて18枚のデッキを作ります。
ゲームの準備
- 12種類のプロトコルカードを並べる
- 先手が1つ、後手が2つ、先手が2つ、後手が1つ選ぶ
- 各自が選んだ3種類のコマンドカード18枚を混ぜる
- プロトコルカードを「Loading…」面で並べ、3本のラインを作る
- デッキから初期手札5枚を引く
コンパイルのルール
手番の流れ
- 開始:自分側にある「開始」効果を処理する
- コントロールの確認:2本以上のラインで相手より合計値が高ければ、コントロールカードを得る
- コンパイルの確認:条件を満たしているラインがあればコンパイルする
- アクション:カードを1枚プレイするか、手札をリフレッシュする
- キャッシュの確認:手札が6枚以上なら5枚まで捨てる
- 終了:自分側にある「終了」効果を処理する
カードをプレイする
自分側のフィールドにカードを1枚置きます。表向きで出す場合は対応するプロトコルのラインへ置き、カードに書かれた効果を処理します。
裏向きなら、どのラインにも置けます。裏面は効果を持たない数字2として扱うため、手札に合うラインがないときにも使えます。
手札をリフレッシュする
カードをプレイする代わりに、手札が5枚になるまでデッキから引きます。デッキがなくなった場合は捨て札を混ぜて新しいデッキを作ります。
手札を増やせる一方、その手番ではラインを強化できません。いつ補充するかが重要です。
プロトコルをコンパイルする
自分側の合計値が10以上で、同じラインの相手より高ければ、そのプロトコルをコンパイルします。ライン上のカードをすべて捨て、プロトコルカードを「コンパイル完了」の面にします。
すでに完了したプロトコルを再びコンパイルした場合は、相手のデッキからカードを1枚奪えます。奪ったカードは対応するプロトコルの自分側へプレイします。
コントロールカード
2本以上のラインで相手より合計値が高いプレイヤーがコントロールカードを持ちます。コンパイルまたはリフレッシュの際に返却すると、プロトコルカードの並びを変更できます。
ライン上のコマンドカードは移動しないため、並べ替えによってカードとプロトコルの対応関係を変えられます。
ゲームの終了
自分が選んだ3つのプロトコルを、先にすべて「コンパイル完了」にしたプレイヤーの勝利です。
コンパイルの面白いところ
3つのプロトコルの組み合わせを考える
12種類のプロトコルには、それぞれ得意な動きがあります。選んだ3種類を混ぜて1つのデッキにするため、単体の強さだけでなく、互いの効果をどう補うかも重要です。
上段・中段・下段で効果が変わる
カードの効果は上段・中段・下段に分かれています。新しいカードを重ねると下にあるカードの一部が隠れて使えなくなりますが、上のカードが移動・破棄されれば効果が再び現れます。
相手のカードを取り除いたことで、隠れていた強い効果を発動させてしまうこともあります。盤面に見えている数字だけでは判断できない点が特徴です。
小さい数字にも役割がある
数字が小さいカードほど強い効果を持ち、数字が大きいカードには弱い効果やデメリットがある傾向があります。単純に大きな数字を並べればよいわけではなく、効果を使う順番が勝敗を左右します。
コンパイルを遊んだ感想

ラインごとの数字を競うところは「バトルライン」、AIの世界観からは「ネットランナー」を思い浮かべました。ただし、カードを重ねて効果を隠したり、再び表に出したりする仕組みには独自性があります。
基本的には合計値10以上を目指す分かりやすいゲームですが、テキスト効果を使って相手の計画を崩す必要があります。何も考えず相手のカードを移動・破棄すると、かえって有利な効果を出してしまうことがありました。
「プロトコル」「コンパイル」「キャッシュ」「スタック」など、最初は用語に戸惑います。数回遊んでカード効果と処理順に慣れると、相手の狙いを読んだプレイがしやすくなります。
お互いにラインの優位を崩し合うため、対戦が長引くこともあります。軽い運試しというより、2人でじっくり考える対戦ゲームを遊びたいときに向いています。
コンパイルとコンパイル2の違い
| 項目 | コンパイル | コンパイル2 |
|---|---|---|
| 原題 | Compile: Main 1 | Compile: Main 2 |
| 収録内容 | 12種類のプロトコル | 別の12種類のプロトコル |
| 単体プレイ | 可能 | 可能 |
| 組み合わせ | 互いのプロトコルを組み合わせて遊べる | |
「コンパイル2」は拡張だけではなく、単体でも遊べる第2弾です。すでに「コンパイル」を持っている場合は組み合わせが増え、まだ持っていない場合はどちらから始めても遊べます。
「補助ユニット01」「補助ユニット02」は追加プロトコルを収録した拡張です。こちらは対応する基本ゲームと組み合わせて使用します。
おすすめする人・注意が必要な人
おすすめする人
- 2人で遊ぶ機会が多い
- カード効果を組み合わせるゲームが好き
- 短時間でも考えどころの多い対戦を楽しみたい
- デッキ構築前の組み合わせ選びが好き
- 近未来やAIをテーマにした作品が好き
注意が必要な人
- カードテキストを読むゲームが苦手
- 初回からすべての効果を把握して遊びたい
- 3人以上でも遊べるゲームを探している
- 攻撃や妨害の少ない対戦ゲームを好む
購入前に確認したいこと
カードのテキストが重要なゲームなので、輸入版を選ぶ場合は対応言語も確認してください。初めて購入するなら、まず日本語版の基本ゲームが分かりやすいです。
まとめ
コンパイルは、3本のラインで数字を競いながら、カードの位置と効果を使って相手を出し抜く2人用カードゲームです。ルールの骨格はシンプルですが、プロトコルの組み合わせとカードを重ねる順番によって展開が大きく変わります。
2人で繰り返し遊べる、短時間で考えごたえのある対戦ゲームを探している方におすすめです。



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