XENO(ゼノ)はお笑い芸人で実業家、YouTuberでもあるオリエンタルラジオの中田敦彦さんが手がけたカードゲームです。18枚のカードを使用して2~4人まで遊ぶことができます。
XENO(ゼノ)の内容物について

内容物はカード22枚です。
そのうち4枚はルールカードなのでゲームでは18枚のみを使用します。
一般的なカードゲームやボードゲームのような説明書は入っておらず、QRコードを読み込むことでルールを確認します。
そのため、箱も非常にコンパクトで、ほぼカードと同じ大きさで厚みも1センチほどしかありません。
XENO(ゼノ)のルールについて

カードをシャッフルして山札を作ります。
各プレイヤーは山札から1枚カードを引いて、手札とします。
全員が手札を持ったら山札から裏向きのまま1枚を引き、山札の隣に横向きに置いておきます。これを転生札と呼び、ゲーム中の効果で使用することがあります。
スタートプレイヤーを決め、以降は時計回りに手番を行います。
手番では山札からカードを1枚引き手札に加えます。2枚の手札のうち、どちらか1枚を場に出して効果を発動させます。これで手番終了です。
あとは誰かが勝利条件を満たすまで手番を繰り返します。
- 山札がなくなった(手札の数字が1番大きい人が勝利)
- 1人を残して全員が脱落(残った1人が勝利)
- 全員が脱落(引き分け)
XENO(ゼノ)のカード一覧
10 英雄(1枚) | ・潜伏・転生 場に出すことができず、捨てさせられたら脱落。 ただし、皇帝以外に脱落させられた場合は転生札で復活。 |
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9 皇帝(1枚) | ・公開処刑 指名した相手に山札から1枚引かせ、手札2枚を公開させる。 どちらか1枚を指定して捨てさせる。 |
8 精霊(2枚) | ・交換 相手と自分の手札を交換する。 |
7 賢者(2枚) | ・選択 次の手番、山札から3枚引くことができる。 1枚を手札に、残り2枚は山札に戻す。 |
6 貴族(2枚) | ・対決 指名した相手と手札を見せ合い、数字の小さい方が脱落。 同じ数字だった場合は両方とも脱落。 |
5 死神(2枚) | ・疫病 指名した相手に山札から1枚引かせ、手札2枚のうちどちらかを非公開のままランダムに捨てさせる。 |
4 乙女(2枚) | ・守護 次の自分の手番まで自分への効果を無効にする。 |
3 占師(2枚) | ・透視 指定した相手の手札を見る。 |
2 兵士(2枚) | ・捜査 指名した相手の数字を言い当てると脱落させる。 |
1 少年(2枚) | ・革命 1枚目は効果なし。場に2枚目が出たときは皇帝の「公開処刑」の効果が発動する。 |
ラブレターとの違い

ボードゲームを遊んでいる人だと「これラブレターじゃん」と思われるでしょう。
若干の違いはありますが、ルールはほぼラブレターです。
ちなみにラブレターの作者であるカナイセイジさんと話はしてあるそうです。
サイトにはしっかり「ゲーム原案:カナイセイジ」のクレジットもあります。
カードの種類
通常版のラブレターは8種類のカードがあります。
XENOは10種類あり、さらに脱落しづらいルールが加わっています。
そのため、以前にあった姫を持っているときに大臣を引いて何もせずに終了といったことが起こらなくなっています。
兵士の数
ラブレターは兵士が5枚ありましたが、XENOでは同じ効果の兵士が2枚になっています。
これにより、さらに脱落しづらくなっています。
カードテキスト
XENOのカードは数字とイラストしか描かれておりません。
そのため、初めはどのカードがどんな効果かをその都度、確認する必要があります。
ちなみにアークライト版ラブレターにもテキストなしバージョンはありました。
ラブレターをより長く遊べるように調整
上記の動画でなぜXENOを作ったのかという意図が語られています。
- TCGではないカードゲームを流行らせてみたい。
- ラブレターよりも長く遊べるようにしたい。
- ストーリーをメルヘンチックでない感じにしたい。
ラブレターを踏まえた上での作成であるということははっきり述べており、実際に遊んでいて自分が不満に感じたところを変えてXENOを作ったということです。
カードゲームを流行らせてみたいという好奇心が強いようで、イラストにこだわり、700円(税抜)という低価格での販売に踏み切りました。
カードにテキストがないため、繰り返し遊ぶ前提の作りになっています。ただ、初めの数回はいちいち確認する必要があるため、ちょっと面倒ですね。
ベースがラブレターなので一定以上の面白さは保証されています。
実際に遊んでみた感じ、確かにラブレターよりも即脱落の確率が減っていたので、プレイ時間は少し長くなります。(といってもプレイ時間は数分ほどですが)
恐らくXENOのターゲットはこれまでにボードゲームやカードゲームを遊んだことがない人のため、果たしてどのくらい広まっていくのか期待ですね。
これからプレイ動画なども増えてくるのではないでしょうか。
