今回は気になっていた新しめのタイトルを遊ぶことができました。
では、遊んだゲームの感想などです。
アゴラ
ワーカープレイスメントです。
特徴として、ワーカーそれぞれに弁論能力があるため、配置する際は、裏向きで配置することが挙げられます。
ワーカーを配置するスペースは、
・資材を得る
・資材を交換する
・弁論能力をあげる
・裁判
・記念碑の建設
があります。
基本的な流れとしては、資材を集めつつ、それを使って弁論能力を上げたり、記念碑を建てていったりします。
資材は3種類あり、記念碑のために必要なコストは、建てられる度にランダムで変わります。
弁論能力を上げるためにも資源が必要ですが、こちらはどの資材でも大丈夫です。
メインとなるアクションは、やはり裁判でしょうか。
これにより市場に資材を取りにいったワーカーが弁論能力を減らされたり、露天商が刑務所に送られたりします。
また、裁判で勝てば得点も得られます。
とりあえず今回は、それほど弁論能力を上げずに、資材を得て、記念碑の建設をメインでプレイしてみました。
しかし、終わってみると、弁論能力を上げるのは必然のような感じがしました。
裁判で得られる得点も大きいですし、記念碑の得点も思ったほど伸びませんでした。
得点が大きく得られるタイプのゲームではないので、展開は始終地味になりがちです。
ワーカープレイスメント、リソースマネージメント、駆け引きと考えることは多いので、玄人向けと言えるかもしれません。
シトラス
タイルを配置し、農地を発展させていくゲーム。
手番にできることは、
・農地タイルを購入して配置
・ワーカーを手元に戻して得点化
という2つです。
農地タイルの購入の仕方が独特で、タイルが置かれているボードの1列すべてを必ず購入しなければなりません。
そのため、どれかが欲しくても、お金が足りなくて買えないというケースが出てきます。
お金はワーカーを手元に戻すことや、マップ上にある特殊タイルで得ることができます。
得点を取れそうな場所にワーカーを置くというのはカルカソンヌっぽいですね。
得点計算のタイミングは農場の周りの8枚がすべて配置されたタイミングで行われます。
タイルの配置の際は、4方向には同じ色を配置してはならない、他の人が所有しているタイルと同じ色を隣接するように置いてはならないなどの制限があります。
より得点を多く得るためには、ワーカーを配置しておかなければならないのですが、かといってワーカーを戻さないとお金が手に入りません。お金がなければタイルを買うことができないので、必ずどのタイミングかでワーカーを戻す必要があります。
この辺りのタイミングの見極めがゲームのキモでしょうか。
相手がタイルを買えないタイミングを見計らう必要もあるので、マップだけでなく、相手の所持金にも目を見張らせる必要があります。
中盤までは優位に展開できたのですが、後半であまり得点に絡めることができず、結局負けてしまいました。
初回プレイだと、なかなか最後まで見通すのは難しそうです。
ブループリント
ダイスを使って、それぞれの設計書(ブループリント)に基づいた形を作ります。
ただし、必ずしも設計書通りに作る必要はありません。
まず、最初のプレイヤーがダイスを9つ振ります。
そこから1つを選び、自分の衝立の内側に置き、さらにもう1つサイコロを振り、さっきの場に加えます。
次のプレイヤーは、9つのダイスから1つを選び、また1つを振って場に加えます。
これを順番に繰り返していき、各プレイヤーが6つのダイスを獲得するまで続けます。
6つのダイスを獲得したら、それに基づき得点計算をします。
これを3R繰り返し、最も得点の多いプレイヤーの勝利です。
ダイスは4色あり、それぞれ加点方法が異なります。
たとえば、緑は数が多ければ多いほど得点になりますし、黒は高く積み上げれば積み上げるほど得点になります。
また、ラウンドの初めにボーナス点の条件が公開されています。
たとえば、ダイス1から6の目すべてを得るなど。
これらをうまく鑑みながら、ダイスを選んでいきます。
3人用の場合、それぞれ1つを選ぶだけなので、相手の思惑が分かったとしても、積極的に邪魔をすることができません。
そのため、1つを選び、1つを捨てるというルールを3人用でも取り入れれば、よりゲーム性が高まるのではないかという話が出ました。
かなりあっさりとした展開なので、長時間のゲームが苦手な人にもいいかもしれません。