宮城県石巻市の牡鹿半島に蛤浜という集落がありました。
そこは震災によって大きな被害を受け、わずか2世帯しか残りませんでした。
はまぐり堂は、そこにあった築100年ほどの古民家を改装して作られたカフェです。
曲がりくねった道を通って
石巻駅から車で約30分という距離です。
万石橋を通り、風越トンネルを抜け、山林の中の曲がりくねった道を走ると、少し開けた土地があり、そこに小さな看板が。
本当に小さいので、注意してみないと通り過ぎてしまうかもしれません。
そこから少し長い階段を下っていくと、遠くに海が広がります。
黒ヤギの八木クロシが草を食べていました。
人に慣れているのか、近づいていってもこちらを見もしません。
一心不乱に食べ続け、ふわふわの毛を触っても、まったく気にならないようです。
向こうに見える建物が、はまぐり堂です。
いかにも古民家といったたたずまいで、玄関には大きな古時計がありました。
日曜のお昼時ということで、なかなか混雑しており、しばらく入り口付近で待っていました。
このまま入ってもいいのか、それとも待ってなきゃないのか、店員に何か言ったらいいのか、しばし迷います。
そのまま立ち尽くしていると、店員に声をかけられ、もう少しで席に案内できるとのこと。
席を選べるようなので、窓際の席をお願いしました。
天気がいいため、窓から入ってくる日差しがちょっと暑いくらいです。
窓からは海が見えます。
席についてしばらくすると、木の板のメニューが。
お昼は別のところで食べていたので、アイスカフェオレを注文しました。
ちなみに、メニューには鹿カレーが、少し気になりました。
どんな味なのでしょう。
店内の雰囲気は”お店”というより、”おばあちゃんの家”といった感じで、非常にアットホームです。
アイスカフェオレは、ミルクとコーヒーに分けられており、それを目の前で注いでくれます。
このように目の前で店員がやってくれるのはめずらしいですね。
途切れずにお客さんがやってきていたので、あまり長居はしない方がいいかなと思い、飲み終わってほどなくしてから店を出ました。
平日に来た方がもっとゆっくりできそうです。
外にも席があり、何人かはそこでコーヒーを飲んでいました。
もっと暑くなったら外の席もいいですね。
店とはまったく関係のないことですが、隣の席のおばさんの相づちの「うーーーーーーーーん」というのがやたらと長くて、最初、ケータイのバイブが鳴っているのかと思いました。
はまぐり堂について
仙台からは2時間ほどだそうです。
営業時間 10:30 ~ 17:00
定休日 火・水
その他の詳しいことは、はまぐり堂のサイト(http://hamagurihama.com/cafe/)をご覧ください。