老師敬服は道場の老師となって、弟子を育てていく3~5人用のゲームです。弟子カードと奥義タイルを組み合わせてアクションを行い、敬服することで他の人のアクションを使うことができます。
老師敬服について
各プレイヤーは3人の初期弟子カードと8枚のアクションタイルを受け取ります。アクションタイルは上下で違うアクションが書いてあり、どちらを使うかが選べます。どちらを使うかは公開されている弟子カードに合わせることで決まります。(吹き出しが組み合わさるようになっています)
資源はお金とお酒の2種類があり、他に敬服チップがあります。
ラウンドの最初に、まずどのアクションを行うかプロットします。
弟子カードはすべて公開されているのですが、どの順番にするかは自由に決めることができます。その上にアクションタイルを裏向きで置いていきます。
スタートプレイヤーから順番に左端から1枚アクションタイルを表向きにし、アクションを実行します。
他のプレイヤーはそのアクションをしたいと思ったら、アクション中のプレイヤーに敬服チップをあげることで同じアクションが行えます。敬服チップは、もらうと1枚0.5点の価値があります。
1アクションずつ、すべてのアクションが実行されるまで行い、ラウンド終了です。
これを5ラウンド行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーが勝利します。
はいっ、敬服します!
奥義タイルはすべて公開されていますが、弟子カードは山札から毎回人数分だけめくられます。当然のことながら、コストが高い方が強力です。
また、タイルと弟子カードは合わせて使わなければならないため、どちらかを多くしてしまうと、結局実行できません。その辺りのバランスを考えながら獲得していく必要があります。
すべての弟子カードは修行して裏向きになると、アクションが強化されます。それだけではなく、表向きの弟子カードはマイナス点なのですが、裏向きになるとプラス点になるので、上手いタイミングでどんどん変えていかなければなりません。
今回5人で初プレイを行ったのですが、わたしが先に取った弟子カードが強かったため、みんなから敬服されない展開になりました。そのせいでなかなか得点が伸びず、他プレイヤーとの差が広がります。
さらに強力な弟子カードはマイナス点も大きいため、どんどん数を増やしていくと、得点が減ってしまうリスクが高まります。
案の上、弟子を修行させるためのコストが足りず、大きくマイナス点を食らいました。
結果、16.5対14.5対13対10.5対0とぶっちぎりで最下位でした。
まさかあれだけいろいろやって、0点で終わるとは思いませんでしたね(笑)
イラストがかわいらしく、ルールもはっきりしており、とても遊びやすいです。敬服はした方もされた方もWINWINになるので、お互いに切磋琢磨している感じがあります。また、相手の資源を奪ったり、アクションを妨害したりという直接攻撃がないので、そういった要素が苦手な人にもオススメできます。
限られたリソースをやりくりする楽しみ、相手がどんなアクションをするかの読み合い、そういった面白さがぎゅっと詰まった佳作です。箱のイラストがそのままラウンド表示になるのはなかなかのアイディアですね。