コミックレンタルのクーポンがあったので、冊数あわせでなんとなく手に取ったのですが、想像以上に面白かったので、ご紹介します。
天才ハッカー zer0
主人公の是枝一希は「zer0」という名の天才ハッカーです。
しかし、コンピュータに対する知識は超絶でも、人とのコミュニケーションをうまくすることができません。それが原因で子供のころからいじめられ、コンビニのバイトも何度も首になってしまいます。
何をするでもなく、イライラすればサイバー攻撃をするという日々を送っていました。
そこでエンジェル投資家の坂井大輔と出会います。
エンジェル投資家というのは、見込みがあるベンチャー企業や個人に投資をし、見返りに株式などをもらう人たちのことです。
坂井は一希の才能を見出し、個人的に投資をします。
一希は坂井に頼まれた仕事をしていくことで、徐々に人とのコミュニケーションするようになっていきます。
しかし、なかなか話が伝わらないこともしばしば。
それでも一希のことを認め、大事に思ってくれる人もだんだんと増えていきます。
さまざまな経験を通じ、一希はとうとう自分がやりたいと思う仕事を見つけます。
果たして一希が目指すものとは?
魅力ある人物たち
物語は一希を中心に進むのですが、当然周りの人々にもそれぞれのストーリーがあります。
まず同じくメインキャラクターである坂井大輔。
彼は非常に魅力ある投資家で、ファンも多く、全国的な知名度があります。
やりたいことをとことんやるタイプで、自分のビルの中にシアターを作ったり、野球ができるような公園を作ったりしています。
自分が投資してもらい成功した経験があるため、自分もそういうことをしていこうと思い、エンジェル投資家になります。
そして、坂井のビルに住んでいるヘッジホッグという会社の若者たち。
彼らは坂井からの投資を受け、SNSを運営しています。
他にも、昔から一希のことを知っている涙もろい幼なじみの加藤。
調査を通じて知り合う型破りな刑事、神崎など、人間的魅力に溢れるキャラクターが多いです。
そして何といっても外せないのが、一希に異常な執着を見せる天才クラッカーのlaughingcat。
laughingcatは一希のスキルに興味をもち、自分と相通ずるものを感じ、アウトローの世界に引き込もうとします。
成長の物語
物語は主人公が困難にぶつかり、それを乗り越え、仲間を増やし、技術を高めていくというオーソドックスなものです。そこにサイバー攻撃やハッキングといった現代のテーマが乗っかっています。
読んでいて熱くなるエピソードが多く、これからの展開が気になるマンガです。
表紙だけ見ると、ダークな犯罪もののようなイメージがありますが、基本的には明るい展開なので、ぜひ1度読んでみてください。
たまにはバトルもの以外のマンガも読んでみたいという人におすすめです。