最近トリックテイキングの記事が多くなっていますが、今回もまたトリックテイキングの記事です。
@hal_99 さんがおすすめしていたギロチンというトランプを使った4人専用のトリックテイキングを遊んでみました。
ギロチンについて
使用するカード
2~6のカードを取り除いた32枚を使用します。
カードの強さは、
A 10 K Q J 9 8 7
というドイツ系トリックテイキングの順になっています。
ゲームの流れ
任意の方法で、ディーラーを決めます。以降ディーラーは時計回りで交代します。
ディーラーは各プレイヤーに8枚ずつカードを配ります。
その後で、ディーラーは今回どのゲームを行うか選びます。
ゲームは、6種類あり、5つがトリックテイキング系で、1つが非トリックテイキング系です。1度自分が選んだゲームは以降選べなくなります。
各プレイヤーが1度ずつゲームを選ぶことになるので、
6種類×4人 で、合計24ディールを行います。
ゲーム終了時に、もっとも得点が少ないプレイヤーの勝利です。
トリックテイキング系のゲームは一般的なマストフォローで、切り札はありません。
1.ロイヤリティー
♡K 20点 / ♠Q 10点
2.クイーンズ
各スートのQ 10点 / ♡K -10点
3.スペード
♠1枚 5点 / ♡K -10点
4.パーラメント
1トリック -5点 / ♡K -10点
5.ギロチン
♡K 10点 / ♠1枚 5点 / 各スートのQ 10点
最初と最後のトリック 5点
6.ドミノ
ディーラーが任意の1枚のカードを場に出します。
以降のプレイヤーはそれに隣接するように(スートが異なる同じ数字、スートが同じの±1)1枚ずつカードを出していきます。もし出せない場合はパスしなければなりません。
さらにAを出したプレイヤーは、その時点で出せるカードをすべて出すことができます。ただし、これは1枚目には適応されず、2枚目以降のAに適応されます。
最初に手札を出し切ったプレイヤー -30点 / 2番目 -10点
以上のゲームを行っていき、ゲーム終了時にもっとも得点が少ないプレイヤーの勝利です。
ギロチンを遊んでみた感想
今回はルール通り24ディールを遊んでみました。
トリックテイキングなのに、トリックテイキングじゃないゲームが混ざっているというのが、何とも不思議です。
基本的にどんどん点数が増えてしまうので、パーラメントとドミノでいかに得点を減らすかがポイントになります。逆にさまざまな要素が複合されたギロチンは、非常に警戒が必要です。
手札が8枚なので、運の要素が強いかなという感じがしました。
1ディール目から、そのスートがないプレイヤーが出てくることもあり、なかなか想定通りにならないことが多いです。
ドッペルコップの後にプレイしたので、かなりあっさりした印象です。
たとえばロイヤリティーだと、ポイントに関係するカードが2枚しかないので、それが出た時点でゲーム終了となります。
ただ、24ディールもあるため、あっさりながら時間はかかり、終わるまで2時間ほどかかりました。
ギロチンにおいて、何といっても特徴的なのがドミノです。
トリックテイキングをやっているのに、急に七並べのようなことをするので、不思議なプレイ感覚です。そうでありながら、ドミノの得点は非常に大きいので、しっかり考えなくてはなりません。ただ、やはりAがあるかどうかが勝負の決め手になるので、そのときの手札に大きく左右されますね。
(The game galleryさんでルールとサマリーを公開しています)