Trick of the Deadはトランプを使った3人用のトリックテイキングです。前半と後半でルールが変わり、トリックを取ったときの得点も変わります。
Trick of the Deadについて
使用するカード
3スートの3~9までとキングの合計24枚。
※得点を記録するためのチップや筆記用具が必要になります。
ゲームの流れ
各プレイヤーに7枚ずつ配ります。あまった3枚は今回のゲームでは使用しないので伏せておきます。
前半戦
メイフォローのトリックテイキングでスート関係なく数字が大きい人がトリックを獲得します。同じ数字が出た場合は先出し勝ちです。勝った人は1点を受け取ります。
その後、数字が低かった人から順番に今出されたカードの中から1枚を選びます。これはゾンビ札として裏向きで重ねておきます。一度裏向きにしたらゲーム中に確認することはできません。
トリックを取った人が次のリードを行い、手札が残り1枚になるまで繰り返します。
後半戦
手札が残り1枚になったら、これまでに集めてきたゾンビ札を手札に加えます。
ここから後半戦になり、ルールが変わります。
マストフォローのトリックテイキングでKが切り札になります。
もし切り札が複数枚出たら先出し勝ちです。
後半戦は1トリック2点です。
トリックを取った人が次のリードを行い、手札がなくなるまで繰り返します。
ゲームの終了と得点計算
前半と後半で獲得した得点を合計して、1の位の数字がもっとも大きいプレイヤーの勝利です。そのため、最高得点は9点です。
前半で戦った札が後半ゾンビとなって登場
前半戦と後半戦があるジャーマンホイストやスーパートランプのようなゲームです。異なるのは今プレイされたカードを回収するところです。そのため、前半はできるだけ負けて強いカードを集め、後半に臨むといったことが可能です。
前半はメイフォローのため、なかなかコントロールが効きませんが、後半を踏まえたカード選択がポイントになってきます。切り札となるKの存在も重要で、わざとスートを偏らせておき、後半にKでトリック獲得という方法もできます。
使用するカードが少なく、トリックの回数も少ないため、かなりテンポがいいです。
今回わたしはとにかく後半勝つために前半はほとんど負けたのですが、終わってみると20点で結果0点でした(笑)
1の位が得点になるというのはめずらしいですね。このおかげでトリックを取り過ぎてもいけない緊張感があります。どこで勝って、どこで負けるかの見極めが重要なゲームです。
Trick Taking Party ゲーム賞2020 応募作品です。