「パンデミック:完全治療」は、人気ボードゲームの「パンデミック:新たなる試練」をダイスゲーム化したものです。パンデミック同様に協力ゲームで、全員で協力し、世界をウィルスの恐怖から救うことを目指します。
パンデミック ダイスゲーム 完全治療
各プレイヤーは科学者や調査員、通信指令員といった役割カードを受け取ります。
役割カードごとに使うダイスが異なり、それぞれに特殊能力があります。
世界は6つの地域に分かれており、それぞれにダイスの目が割り当てられています。
感染ダイスを振り、当てはまるところにダイスが置かれていきます。感染ダイスは4種類あり、同じエリアには3つのダイスまでしか置けません。もし、4つ目のダイスが置かれることになるとアウトブレイクとなります。
プレイヤーは地域を移動したり、ウィルスを除去したり、治療薬を開発したりしていきます。
勝利条件は4種類の治療薬の開発することです。
敗北条件は「時間切れ」「アウトブレイク多発」「感染者多数」の3種類があります。
ゲームの流れ
ゲームの流れは
- アクションの実行
- サンプルを渡す
- 治療薬の開発
- 地域の感染
の4つに分かれています。
アクションは主に4種類あります。
- 飛行機の移動
- 船の移動
- 治療
- サンプル採集
これに加えて、役割ごとに特別な目があります。
また役割によってはアクションが2種類書いてあり、どちらかを選べるようになっているものもあります。
パンデミックダイスゲームの大きな特徴として、ダイスの振り直しがあります。振り直しに回数制限はありません。アクションを実行しない限り、何度でも振り直すことが可能です。
ただし、すべてのダイスには「バイオハザード」の目があります。
この目が出てしまうと、感染率が上がってしまいます。また、バイオハザードの目が出た場合は振り直しができなくなってしまいます。
エピデミックが発生した場合、現在の感染率表に書いてある数の感染ダイスを振ります。
さらに治療施設ボードに置いてある感染ダイスも一緒に振られます。
これによりさらに世界の感染が進み、アウトブレイクが起こる確率が高まります。
ゲームの決め手となる治療薬の開発
サンプル採集した同じ色の感染ダイスをすべて振り、合計で13以上がでれば治療薬開発に成功します。そのため、サンプルを3つ以上集める必要があります。
パンデミックダイスゲームはパンデミックと異なり、治療薬が開発されても、その色のウィルスが発生します。根絶がないので、油断していると治療薬開発済のウィルスにやられてしまう可能性も十分にあります。
ゲームを助けるイベントカード
感染ダイスには十字の目があります。この目が出たダイスはCDCタイルの上に置かれます。CDCタイル上にあるダイスは、イベントカードのコストとして支払うことができます。イベントカードは常に3枚が表になっており、その中から好きなものを選ぶことが可能です。
まとめ
ダイスにより、運命に翻弄されている気分が味わえるゲームです。
そして、ボードゲーム版のパンデミック同様、どうにもならないときはどうにもなりません(笑)
難易度が3段階に分かれているので、慣れてきたら難しい方で遊ぶこともできます。
1回目は難易度1で2人でやってみたのですが、失敗してしまいました。イベントカードを使うタイミングが重要そうですね。
また、ボードゲーム版パンデミックではキューブを世界地図上に置くのがなかなか大変でしたが、パンデミックダイスは置く場所が6カ所しかなく、なおかつ置く数も少ないので、それほど手間もかかりません。これにより、さらに繰り返し遊びやすくなっています。
カラフルなオリジナルダイスが80個以上も入っているので、ダイス好きにもたまりませんね。
パンデミックが好きだった人には、とてもおすすめのゲームです。