SCYTHE(サイズ:大鎌戦役)を2回遊んだので、これから遊ぶ人に向けて、あらかじめ確認しておいた方がいいポイントを書いておきます。ルール自体はそれほど難しくないのですが、実際に遊んでみると細かい処理や解釈を間違ってしまう恐れがあります。(自分も遊んだ後にいくつか間違いに気づきました)
準備に関して
ファクトリーカードの確認
キャラクターをファクトリーのところで移動終了させるとファクトリーカードがもらえます。ファクトリーカードは第5のアクションスペースとなるのですが、かなり効果が強力です。実際にゲームで使用するのはプレイ人数+1枚なのですが、あらかじめどんなカードがあるのか、すべてのカードを一通り見ておいた方がいいです。
星トークン
星トークンを置ける条件は10個あります。けれども置けるのはひとり6個までです。そのため、全部に置こうとするのではなく、あらかじめ、ある程度目標をしぼった方がいいです。満遍なくやろうとするとどれも中途半端になってしまう可能性があります。
移動に関して
運搬
資源はワーカー、メック、キャラクターのすべてのユニットが持ち運ぶことができます。数も1ユニットでいくらでも持てます。1ヘクスに置ける上限などもありません。
ワーカーを持ち運べるのはメックだけで、キャラクターは不可です。こちらも数は持ち運ぶ数は自由です。
高速移動(SPEED)
メックを解放することで高速移動を行うことができるようになります。高速移動は移動可能マスが1マス増えますが、適応されるのはメックとキャラクターです。ワーカーには適応されません。すべての能力はメックとキャラクターに適応されることがボード上のアイコンにより示されています。
遭遇
遭遇が行えるのはキャラクターのみです。メックやワーカーで遭遇トークンがあるマスに移動しても何も起こりません。
戦闘に関して
戦闘の発生
戦闘が発生するのは自分のメック and / or キャラクターと相手のメック and / or キャラクターが同じマスにいるときです。自分のメック and / or キャラクターが相手のワーカーを退却させるのは戦闘ではありません。
民心の低下
戦闘に勝利すると撤退させた相手のワーカーの数だけ民心が下がります。ただし、これは自分が攻撃側の場合だけです。そのため、ワーカーと共に攻撃をしかけ、わざと負けて相手の民心を下げるようなことはできません。
ゲームの終了に関して
いずれかのプレイヤーが星トークン6個を置いた瞬間にゲームが終了します。これは即時なので、自分がその手番、他にできることがあったとしても行えません。ただし下段アクションによって6個目の星を置いた場合はそれに付随するコインや補充兵のボーナスは得られます。
SCYTHE(サイズ)を遊んでみて
セットアップとルール説明にそれなりに時間はかかりますが、やり始めるとサクサク進みます。ラウンドという概念がないため、処理でゲームが止まったりすることもありません。できることもボードの上に描いてあるので分かりやすいです。
選んだ国によってだいぶ能力が変わるので、それぞれ戦い方が変わってきます。また、最初に渡される目的カードやゲームで使う建造物ボーナスもランダムなので、遊ぶたびに違う展開が期待できます。得点の仕方もいろいろあるので、各自が独自路線でいけるのもいいですね。
遭遇カードに言語依存はありますが、ほとんどのテキストはフレーバーなので、最低限の単語さえ読めれば遊ぶことはできます。ただ、せっかくの美しいコンポーネントなので、雰囲気を味わうためにもフレーバーも読み上げた方がいいかもしれません。
4人で遊んだときは2時間ほど、3人で遊んだときは2時間半ほどと見た目を考えると、それほど時間もかかりません。軽いゲームはいろいろ遊んだので、今度はちょっと時間がかかるものをやってみたいという人にもオススメです。