ベルラッティはお題のイラストに対して関係性がありそうなイラストを出して、どれを選んだのかを当ててもらう3~7人用のゲームです。プレイヤーは手札から絵を選ぶ画家のフクロウチームと、どの絵を選んだのかを当てるネコの美術館員チームに分かれます。
協力ゲームなので、ゲームオーバになるまでに、できるだけ高得点を取ることを目指します。
ベルラッティについて
お助けカードと贋作画家のベルラッティカードをテーブルに並べます。
各プレイヤーに絵画カードを9枚ずつ渡し、残りは山札です。
それからキャラクターカードを1枚ずつ配ります。キャラクターカードはラウンドごとに時計回りに交換します。
まず美術館員が山札から2枚カードをめくり、それが今回のテーマになります。そのテーマを見て、美術館員は今回何枚の絵を依頼するかを話し合います。依頼できる枚数は2~7枚です。
それを受けて画家は依頼された枚数の絵画カードを出します。このとき内容についての詳しい話はできず、どちらが何枚だすか、また「よく当てはまる」「まあまあ」「当てはまらない」の相談しかできません。
そこに山札から4枚のカードを加え、シャッフルします。この4枚はベルラッティによる贋作という扱いになります。
すべてのカードをめくり、美術館員は今回依頼したカードがどれかを話し合います。そして、依頼した枚数をテーマの2枚に対して割り当てます。この際、画家は一切ヒントを出すことはできません。
カードを決定したら、それに対して画家が判定をしていきます。
正しいカードを選んだ | 1点 |
テーマが間違っていた | 0点 |
贋作を選んだ | ベルラッティが1点 |
得点計算をしてベルラッティが6点以上を獲得してしまうと、そこでゲーム終了です。
ここまでに何点取ったかを数え、説明書にある評価を受けます。
15点以上ならばベルラッティに勝利したことになります。
本当にこれで伝わるの?
テーマや依頼枚数を変更するお助けカードもありますが、そこまで劇的に難易度が変わる訳ではありません。
基本的にヒントはないので、かなり難易度は高いです。
「口紅」「鏡」のように関係性が分かればいいのですが、その人の感性による関連付けだと説明を聞いても「え??」となります。
イメージを伝え合うという点で、協力型ディクシットのような雰囲気があります。ただ、ディクシットのイラストがさまざまな意味で取れるのに対して、こちらのイラストは何かははっきり分かっているので、どうやって関連づける、またはこじつけるかがポイントになってきます。
今回は4人で遊んでみたのですが、最初は10点もいかずにゲームオーバーになってしまいました。
「これが分かればエスパーなんじゃないの?」という難易度もあり、なかなか苦戦しました。その分、自分が出した絵を正しく選んでもらったときの喜びは格別です。
また、ランダムで引かれるベルラッティの贋作が、モロにそのテーマに合っていたりするのもなかなか曲者でした。
じっくり考えるというよりは、直感でカードを選んで、ラウンドが終わってから理由を聞いて「ああ、なるほど」「えー、そんなに分かるかよ(笑)」というのが楽しいゲームです。