タージマハルは2~5人用の競りゲームです。2000年にライナー・クニツィアが発表したゲームですが、2018年にリニューアルされた日本語版が発売されました。もとは3~5人用でしたが、2人用ルールが新たに追加されています。
タージ・マハルについて
ゲームボードは12の区画に分かれており、そこにランダムでチップを配置していきます。チップには数字と産物が書かれており、その数字順にエリアごとに競りを行っていきます。
競りはカードを使って行います。
カードには、6種類のアイコンが2つか1つ書いてあります。カードは赤、黄、緑、青の4色と特殊な存在の白があります。
手番ではカードを出すか、パスするかを選びます。
カードは通常、1枚だけ出しますが、白のカードは何かと一緒にしか出すことができません。1周してまた手番が来たときは、先ほどと同じ色のカードを出さなければなりません。
パスした場合は、その時点でどのアイコンが単独1位になっているかをチェックします。単独1位のアイコンがあれば、その特権を獲得し、ゲームボード上に宮殿駒を配置したり、産物タイルを受け取ったり、特殊カードを獲得したりします。
その後、駒がつながっているエリア分の得点と同じ種類の産物分の得点を獲得します。
また、山札から(プレイ人数×2ー1)枚のカードがめくられているので、そこから選んで手札を補充します。最後まで残った場合は、カードが1枚しか残っていないので、それしか補充できません。
これを12ラウンド行い、最終得点計算です。
特殊カードと白のカードは1枚1点です。さらに残った手札のうち、もっとも多い色のカードが1枚1点になります。
これらを合計して、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
かなり独特な競りゲーム
変わっているのが競りが最後まで残ることが目的ではないという点です。
自分がカードを出した時点で1位になっていればいいので、最後まで残るよりも先にパスした方が有利になることが多いです。その方が駒も好きなところに置けます。
さらにタージマハルでは競りに負けてもカードはすべて捨札になるので、下手に泥沼化すると大きな痛手になります。
競りに参加せずにパスする場合は、場にある2枚に加えて山札からも1枚引けるので、諦めるところはすっぱり諦めて、後々に備えることも大切です。
駒のつながり具合により、得点が高まるので陣取り要素もあります。
得点方法がいろいろあり、かなり独特なゲームなので人を選びそうです。変わった競りを遊んでみたいという人にオススメのゲームです。