ボードゲーム

[ボードゲーム] ケイラス1303 紹介

Caylus 1303

ケイラス1303は、棟梁として城の建築に参加する2~5人用のワーカープレイスメントです。資材、食料、労働力を供給しつつ、城の建築に貢献していきます。ワーカーを置いたときではなく、あとで効果が発動するのが特徴です。また、置いたワーカーの効果が必ずしも発動するわけではないのもポイントです。

ケイラス1303について

ゲームボードに初期建物タイルを配置します。建設現場や指定のマスにランダムで木造建物と石造建物を置きます。残りはサプライとしてボード脇に並べておきます。

各プレイヤーに初期資源と初期労働者コマを配ります。

その後、プレイ人数+3枚の人物タイルをランダムで選び、逆順に1枚ずつ取っていきます。残った3枚はゲームボードの指定のマスに置きます。

ゲームは全9ラウンドで、各ラウンドは4つのフェイズに分かれています。

ラウンドの流れ

フェイズ1:計画

スタートプレイヤーから順番にワーカーを1つずつ配置していきます。
一般的なワーカープレイスメント同様、他のワーカーがある建物には置くことができません。

また、自分の建物が他のプレイヤーに使われた場合、1点を得ます。

誰か1人でもパスをすると、配置するワーカーの他にもう1つのワーカーが必要になります。追加の1つは野営地(ストック)に戻します。

全員がパスするとフェイズ終了です。

フェイズ2:発動

町の門から道沿いに建物の効果が発動します。

このとき監督官コマの移動があり、監督官よりも前にある建物は効果を発揮しません。前に置いてあったワーカーは、そのまま野営地に戻します。

フェイズ3:建設現場への納入

建設現場にワーカーを置いたプレイヤーは現場への資源の納入を行います。食料+異なる2種を好きなだけ納入し、1セットにつき5点を得ます。

このラウンドでもっとも多く納入したプレイヤーは恩恵を得ます。

恩恵

誰か1人の人物タイル1枚を得る。

or

建設現場にある建物の効果を発動し、ボードに残っている人物タイルを1枚得る。

フェイズ4:管理

初期建物を邸宅に変えたり、邸宅を記念碑に変えたりしていきます。その後、野営地からワーカーを補充し、監督官コマを最後に建設された建物のすぐ後ろに移動させます。

この処理の順番はゲームボードにアイコンで記載されています。

ゲームの終了

ケイラス1303では、建物を建てた瞬間に名声点トークンをもらいます。そのため、終了時に足されるのは金1つにつき2点のみです。(スコアトラックがなくなりプエルトリコのような方式になりました)

名声点トークンを公開し、合計点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。

いくつかの要素をそぎ落としたケイラス

ボードゲームのケイラス1303

かなり手が加えられているので、元のケイラスとは別物と考えてもいいかもしれません。

監督官の引っ張り合いという根幹は残しつつも、いくつかの要素がバッサリ切り落とされています。

ケイラスの考えどころの1つであった「どの恩恵から進めていくか」がなくなったため、「どうワーカーを使うか」にのみ集中できるようになっています。

また、最大の違いである人物タイルですが、これは賛否ありそうですね。

非対称能力を持つのは最近の流行りでもありますが、ケイラス1303では人の能力を取ることができます。これは防ぎようがなく、取られても何の補償もありません。そのため、お互いに取り合いが始まると、どんどん泥沼化してしまいます。

恩恵は建物の効果でも得られるため、発動の途中で他の人に人物タイルを取られると計画が大きく狂ってしまうこともあります。

今回は5人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで3時間ほどでした。

わたしが選んだ人物タイルは家令で、他の人に建物を使われると1点ではなく、2点得ることができます。そのため、序盤で使われそうな建物を建てて、あとはずっと得点をもらい続けていました。

人物タイルは最終的に多い人が4枚、少ない人は0枚という、かなりアンバランスな配分になりました。

わたしは家令と盗賊の2枚で、他の人からは2点得つつも、他の人の建物を使っても得点を与えないという感じの悪いプレイングをしていました。地味な効果だったので途中で奪われることもなく、ずっとそれらを使っていました。

ちなみに、終わってみると案の上、人物タイルを多く活用していたプレイヤーの圧勝でした。

恐らくケイラスに思い入れが強い人ほど、「これはケイラスではない」と感じるかもしれません。または単純に劣化と捉える人も多そうですね。

ただ、1つのワーカープレイスメントとして考えると、悪い出来ではないと思います。複雑な処理もなくなり、だいぶ遊びやすく仕上がっています。

監督官の駆け引きはしっかり残っているので、そこを楽しみたい人ならば十分に楽しめるはずです。城の建設に関するマイナス点もなくなっているため、シビアさはだいぶ薄まっています。

ケイラスを遊んだことないプレイヤーが、ケイラス1303に対してどんな感想を抱くのか、気になるところですね。

タイトル Caylus 1303
発行年 2019年
プレイ人数 2~5人
プレイ時間 60~90分
デザイナー William Attia
[ボードゲーム] ケイラス 紹介ケイラスは2005年に登場したワーカープレイスメントというジャンルのゲームです。 現在、多言語版が日本でも販売されていますが、ボードや...
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ゴクラクテン
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宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。