カシュガルは2~4人用のカードゲームです。プレイヤーはスパイス商人として、さまざまなメンバーをキャラバンに招き、スパイスやラマ、金といった資源を増やして契約を結んでいきます。デッキ構築要素があり、カードの種類が豊富なので、繰り返し遊ぶのにも向いています。
カシュガルについて
最初に初期デッキとして族長カードが3枚と12種類のスタートカードの中から3枚がランダムで配られます。族長+スタートカードの2枚デッキを各自3つ持つことになります。資源は生姜、クローブ、胡椒、八角、シナモン、金、ラマの7種類あり、これらの数は個人ボードで管理します。
デッキはすべてオープンになっており、すべてのカードが見えるようにずらして置かれます。
手番では各デッキのうちの先頭にあるカードのアクションを行うか、パスをします。カードを使った場合はそのカードが、パスをした場合はいずれかのカードがその列の1番後ろに行きます。
カードのアクションにより、新たにカードを取得した場合は基本的には列の1番後ろに並びます。
カードの中には通常のアクションを行うキャラバンアクションと、1度使うとゲームから取り除かれる離脱アクションがあります。アクションは無料で行えるものと、コストがかかるものがあります。
ゲームの目的は25点を集めることです。得点は契約カードを達成していくのが基本です。契約カードは4枚がオープンになっており、必要なコストを集め、なおかつ契約を達成するアクションを行うことでそのカードを得ることができます。また得点を持っているカードもあります。
誰かが25点を獲得したならばそのラウンドを最後まで行い、もっとも得点が多い人の勝利です。
運要素の多いデッキ構築
一般的なデッキ構築では、公開されているカードの中から自分が好きなものを購入できます。カシュガルではカードを山札から引いて、デッキに加えるので、あまり欲しくないカードがデッキに入ってしまったりします。ただし、圧縮の概念もあるので、カードの効果によって使わなそうなカードをゲームから取り除くことも可能です。
カードはスタートカードが12枚、通常カードが76枚、特殊カードが12枚、追加カードが12枚あります。特殊カードは通常カードよりも強力なものが多く、こちらもアクションにより引くことができます。追加カードはゲームに慣れた人向けのカードで、相手の邪魔をするような効果が多いです。追加カードを使用する場合は通常カードと一緒の山札に入ります。
枚数を見ると、かなり種類が多そうですが、実際は同じカードが何枚かあるので、数回もやれば一通りのカードは目にします。また、そこまで複雑な処理を要求するカードもありません。
何年か前に1度遊んだことがあったのですが、今回は連戦して何度か遊んでみました。
基本的にどれかを選んでアクションをするか、パスするかだけなので、ルールは分かりやすいです。また、先にも述べたように、思い通りにカードが引ける訳ではないので、一般的なデッキ構築よりもガチガチな勝負になりにくいです。
デッキが組み上がってくればある程度見通しが立つのですが、そこに至るまではアドリブ勝負なので、その辺の運要素を許容できるかどうかで評価が変わりそうです。
2人で遊ぶと1プレイ30分ほどなので、繰り返し遊ぶのにもちょうどいいボリュームです。現時点で何点あるかが分かりづらいので、得点表などがあると便利かもしれませんね。
運と実力がほどほどの2人用ゲームを探している人におすすめです。
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