ERA 剣と信仰の時代は領主として領地を発展させていく1~4人用のゲームです。ダイスによって資源を集め、建物を建設して、得点を集めていきます。作者はパンデミックシリーズを手がけているマット・リーコックです。
ERA 剣と信仰の時代について
各プレイヤーは個人ボードと初期建造物、衝立を受け取ります。
個人ボードはステップトラック、資源トラック、文化/厄災トラック、領地の4つの区画に分かれています。
各ラウンドは以下の6つのステップを行います。
1.ロール
一斉にダイスを振って目を確定させていきます。
髑髏の目以外は3回まで振ることができます。
2.収集
ダイスの目から資源や文化点を獲得します。
資源は交易品、木材、石材、食料の4種類です。
3.扶養
ダイスの数に応じて食料を支払います。
足りない分はマイナス点になります。
4.厄災
ダイス目にある髑髏の数によってさまざまな厄災が起こります。
5.建設
市壁や建物を建設します。
6.恐喝
自分より剣の目が少ないプレイヤーから資源を奪います。
これを繰り返して規定の数の建物がなくなるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
建物コマを並べて自分の領地を作り上げる
ダイスを振って資源を集めて建物を建てていくというオーソドックスなゲームです。
特徴はなんといっても建物コマです。
立体的なコマを自分のボードに並べていくので、箱庭感がとても強いです。
ダイスを振るだけだと運の要素が強くなりがちですが、3回まで振ることができたり、振り直しができる目があったり、目を決められる建物があったりと、だいぶコントロールが効くようになっています。
建物によって振れるダイスが増えるのですが、それによって支払う食料も増えるのはワーカープレイスメントっぽいですね。
建物は10種類以上あり、それぞれ効果が異なります。そのため、衝立の内側がリファレンスになっており、効果やコストが確認できるようになっています。また、髑髏の目による厄災の効果も同じくリファレンスに書かれています。
建物は大きく分けると生産性を上げるものとボーナス点になるものの2種類です。
そのため、序盤は生産性を上げつつ、タイミングを見計らってボーナス点を集め出すというのが基本的な流れです。ボーナス点の建物のコストの方が高くなっているので、どれを狙うかで先に建てるべき建物も決まってきます。
今回は2人で遊んでみたのですが、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。ほとんどのステップが同時進行で解決するので、プレイ人数が増えてもそこまで時間は変わらなそうです。
ちなみにダイスは衝立の内側で相手に見えないようにして目を決めていきます。これは恐喝のときに相手と剣の目の数を競うからです。剣の数が多いと相手から資源を奪うことができますが、剣の目自体は何も産みません。