この日は2人で遊ぶことになったので、2人専用のバベルとシュナプセンをプレイしてみました。シュナプセンはトランプ20枚で遊ぶトリックテイキングなのですが、ルールが詰め込まれており、かなり戦略性が高いです。
バベル

ウヴェ・ローゼンベルクの2人用カードゲームです。
作者は最近だとアグリコラやカヴェルナ、オーディンの祝祭といった長時間ゲームやパッチワーク、コテージガーデンといったパズルゲームのイメージが強いですが、ボーナンザやマンマミーアといったカードゲームも手がけています。
バベルは2000年の作品なので時期的にはだいぶ初期です。
お互いに神殿を建設していくのですが、特殊効果が相手への妨害ばかりです。作っては壊し、作ったものを奪いの連続なので、かなり好みは分かれそうです。
いろいろやり方はありそうですが、カードの引き運はそれなりに強いですね。
一進一退でしたが、神殿のめぐりがよく勝利しました。
シュナプセン

トランプを使った2人用のトリックテイキングゲームです。
久しぶりにルールを聞いただけでは「?」となるトリックテイキングでした。
まずメイフォローとマストフォローの両方があるというのがめずらしいです。
最初は1トリックごとに山札から1枚ずつカードを補充するのですが、そこまではメイフォローです。山札がなくなるとマストフォローに変わります。
さらに山札がなくなる前に補充を止める「クローズ」という宣言があり、これによってもメイフォローからマストフォローにルールが変わります。
ポイントトリックテイキングでもあるので、カードごとに得点がある上、手札にあるだけで得点が入るマリッジまであります。
また、自分が勝っていると思ったら「勝利宣言」をして、ゲームを終了することができます。
ざっと説明しただけでも、かなり複雑なルールということが分かります。
ある程度トリックテイキングを遊んでいても「え?」となるかもしれませんね。
やってみると序盤こそフワフワしていましたが、だんだん分かってくると「なるほど、これは面白い」と変わっていきました。
たった20枚のカードでここまでのルールを詰め込んであるのは本当に感心しますね。
2人用トリックテイキングに興味がある人は、ぜひ試してみて欲しいです。
十二季節の魔法使い 魅ノ国

拡張セットを2つ買ったので、そのうちの1つ、第1拡張の魅ノ国を入れて遊んでみました。
全員に影響を及ぼすエンチャントカードと、個人ボードに能力がつく特殊能力トークンが加わります。
エンチャントカードはドミニオンでいうところのランドマークのような感じで、これ1枚あるだけでかなり展開が変わります。そのため、基本を繰り返し遊んだ人でも新鮮な気持ちで遊べるはずです。
カードが増えるだけでなく、ルールに大きな変化が加わるのでオススメの拡張セットです。
このときは2人戦で、早々にカードをすべてプレイしきったのですが、1枚1枚の得点が低かったので大差で負けてしまいました。カードを引く目がでなかったのが残念でしたね。

