ドイツゲーム賞2015の7位にランクインしたカカオを早速プレイしたので、その感想などです。
カカオについて
カカオはタイルを配置していくゲームです。
各プレイヤーは労働者タイルを持っており、それを順々に配置していきます。
労働者タイル同士は辺が接してはならず、格子状に配置されていきます。
労働者タイルと労働者タイルの辺と辺に接するようにしてジャングルタイルが配置されます。そのため、縦と横に労働者タイルとジャングルタイルが交互に置かれることになります。
ジャングルタイルを配置することで、さまざまなアクションを行うことができます。
ジャングルタイルの種類
プランテーション
カカオをストックから取ります。
プランテーションにはカカオが1つ取れるものと、2つ取れるものがあります。
市場
自分が持っているカカオを売却します。
売値はタイルによって2~4ゴールドと差があります。
金鉱
タイルに描かれている金額のコインを受け取ります。
泉
自分の個人ボードにある水運びコマを進めます。
スタート地点ではマイナスとなっており、ある程度進めるとプラスになります。
太陽の礼拝所
ゲーム終了間際に自分の労働者タイルを重ねて置くときのコストになる太陽石を得ます。
使わない太陽石は終了時に1ゴールドの価値になります。
神殿
神殿タイルにもっとも多くの労働者を接しているプレイヤーは6ゴールドを得ます。
2位は3ゴールドです。
1位が同数の場合は端数切り捨てで6ゴールドを分けます。
手番に行うこと
A)労働者タイルを置く
すでに配置されているジャングルタイルに少なくても1辺が接するように置きます。
B)ジャングルスペースを補充する
補充すべきジャングルスペースにジャングルタイルを置きます。
場合によっては2枚のジャングルタイルが置かれます。
C)ジャングルタイルによるアクション
補充されたジャングルタイルに自分の労働者が接していればアクションを行います。
労働者が接していれば現在の手番ではないプレイヤーも同様にアクションを行います。
これをすべての労働者タイルを配置し終えるまで繰り返します。
得点計算
すべての労働者タイルを置いたならば、得点計算になります。
神殿の得点を順番に計算していき、残った太陽石をそれぞれ1ゴールドに変えます。
また水運びの分のゴールドを得ます。(場合によっては失います)
残ったカカオは点数になりません。
もっともゴールドの多いプレイヤーの勝利です。
(このゲームではゴールドのコインがそのまま得点となり、勝利点などはありません)
カカオを遊んだ感想
2人で遊ぶ場合は、あらかじめ何枚かジャングルタイルを抜いておかなければならないので注意が必要です。また、プレイ人数によっては、各自の労働者タイルも何枚か抜く必要があります。
ルール自体はそれほど難しくありません。
やることも労働者タイルを配置して、アクションを実行するだけです。
カカオは5つまでしか持つことができないので、効率よくコインに変換しなければなりません。また、水路の得点が-10から16点と幅があるので、こちらもきっちり取っていく必要があります。
使うジャングルタイルは人数によって決まっているので、何回か遊べばだいぶパターンが見えてきそうです。ただ、タイルが出るタイミングに左右されるので、運の要素は強めですね。
今日やってみた感じでは泉の得点が強いかなと感じました。
泉タイル自体も3枚しかなく(2人の場合は2枚)、これをきっちり取れるかどうかで大きく得点が変わってくると思います。
ゲームの要素がそれほどないので、あまりボードゲームをしたことがない人への導入としていいかもしれません。時間も1時間かかりません。
ボードゲーム慣れしている人には、ちょっと物足りないかもしれませんね。