レスアルカナは8枚のデッキを使って10点を目指す2~4人用のカードゲームです。プレイヤーはメイジとして、アーティファクトやモニュメント、ドラゴンやクリーチャーの力を借りて、資源を集め、得点に変換していきます。
レス・アルカナについて
各プレイヤーはメイジカードを2枚受け取ります。それからアーティファクトカード8枚のデッキを作るのですが、これは選択ルールにあるドラフトで行うのがオススメです。デッキを作ったら、2枚のうち、どちらのメイジを使うか決めます。
「力ある場所」「マジックアイテム」「モニュメントカード」を並べます。全員の手の届く位置にエッセンストークンを置いておきます。
準備として、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーから反時計回りでマジックアイテムを選んでいきます。
各ラウンドは以下の3つのステップに分かれています。
- 収集
- アクション
- 勝利判定
収集
収集能力を使用してエッセンスを獲得します。また、カード上にエッセンスが乗っている場合は、それを回収することもできます。
アクション
スタートプレイヤーから時計回りに以下のアクションのうち1つを実行していきます。ハードパスなので、一度パスをするともうアクションはできません。全員がパスをするとこのステップが終了します。
- カードのプレイ
- モニュメント・力ある場所の獲得
- カードを捨てて黄金かエッセンスを得る
- カード効果の起動
- パス
パスした場合、所有しているマジックアイテムを戻して、別なマジックアイテムを獲得します。その後、山札からカードを1枚引きます。山札が枯れてしまった場合は、捨札をシャッフルして新たな山札を作ります。
勝利判定
誰かが10点を越えていればゲーム終了です。
もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
誰も越えていなければタップしているカードを元に戻して、次のラウンドを始めます。
コンボを組み立てて一気に得点化を目指す
ゲームにはエッセンスとして死、平穏、生命、活力、黄金といった5種類のトークンが登場します。実際に遊び出すと、どれがどれだったか忘れてしまうので、普通に「水」や「火」と呼んでいました。
エッセンスをどんどん増やしていき、それを得点に変えていくというのが主な流れです。
手札のカードはエッセンスや収集に関するものがほとんどで、モニュメントや力ある場所が得点化のためのカードになります。力ある場所は早い者勝ちなので、まずそれを獲得するためのコストをどう工面するかがポイントになってきます。
全体的にテキスト効果は少なめです。
カードのアイコンは初見だと何が何やら分かりませんが、1度やるとほとんどが理解可能になります。テキスト効果が多いのは苦手という人でも、それほど抵抗はなさそうです。
最初は1個か2個しかでなかったエッセンスが、コンボが決まると一気に10個近く手に入るので、その辺の組み立てを考えるのが楽しいです。
ただ、相手の資源を減らすような攻撃効果もあるので、そこを苦手に感じる人も多そうですね。
力ある場所は両面仕様になっているので、ゲームによって展開が変わります。モニュメントは山札から2枚ずつしか登場しませんし、デッキは8枚しかないので把握すべき情報はそれほど多くありません。
エッセンスをしまうトレイがそのままゲームで使えるのもうれしい工夫です。
さまざまなカードを使って、いろいろな組み合わせを試したくなるリプレイ性が高いゲームです。
レス・アルカナの作者はトム・レーマンです。レース・フォー・ザ・ギャラクシーやロール・フォー・ザ・ギャラクシー、王への請願、ニューフロンティアーズ、1846といった作品を手がけている人気デザイナーの1人です。