ライリウムは前半と後半でやることが変わる紙ペンゲームです。前半の所蔵編ではブロックを敷き詰め、後半の読書編では選んだダイスで得点条件を満たしていきます。
ライリウムについて
各プレイヤーはシート1枚とペンを受け取ります。(ペンは入っていないので用意する必要があります)
前半ステージ(所蔵編)
前半はシートの上部を使用します。
蔵書カードの山札から2枚をめくります。4面体ダイスを2個振り、それぞれに割り当てます。
蔵書カードは四隅に本の種類が書かれており、中央にブロックが書かれています。ブロックはテトリミノやブロックスのようにさまざまな形があります。そのカードがどの本なのかはダイスの目によって決まります。
プレイヤーは2つのうち、1つを選んで、その形をシートに書き込みます。シート右側に本の種類をチェックする欄があるため、該当するところを丸で囲みます。
全員が書いたならば再びカードをめくり、ダイス2個を振って、上記を繰り返します。2つ目からは、すでに書かれているブロックに接するように書き込んでいきます。
めくるカードの枚数が足りなくなったら、再びすべてをシャッフルして、また2枚めくって同じ事を繰り返します。次にカードが足りなくなったら前半ステージ終了です。
空いているマスには泡を書き込みます。
得点計算
- 魚が1匹だけの行・列 … 1点
- 魚が2匹以上・0匹の行・列 … 0点
- 泡1マス … マイナス1点
後半ステージ(読書編)
後半はシート下部を使用します。
6面体ダイス1個を振り、その数字の対応するところに書き込みます。本は「小説」「雑誌」「地図」の3種類とダイスの目を±1できる「楽譜」があります。
小説 | 1から順番に塗っていく。 |
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雑誌 | 好きなところから塗っていく。 |
地図 | 地図に対応する地形を書き込む。 |
本を選んだら、シート右側の対応する欄を塗りつぶします。本は前半で選んだ個数までしか選ぶことができません。
ダイス目に対応したところを書き込みたくない、または書けない場合は、まだ塗りつぶしていない1箇所を塗りつぶします。
これを全員がすべての本を塗りつぶすまで繰り返します。
得点計算
- 小説 … 塗りつぶせた個数によって増加
- 雑誌 … 1箇所2点
- 地図 … 塗りつぶせた行・列につき1点、斜めは2点
ゲームの終了
すべての得点を合計して、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
見た目がかわいい紙ペンゲーム
まず見た目がかわいらしいです。
ダイスが4面体の青と白、6面体の青、シートもパステル調の色合いでかわいらしいです。
紙ペンゲームではめずらしく、前半と後半でやることが違います。
前半はブロックを紙に書き込んでいきます。これは割とよくあるタイプですが、わざと1マス空けるように書き込むのがポイントです。
1マスだけ空けると魚を書くことができ、それが得点につながります。ただし、書きすぎてもダメなので、どこを空けるかが悩ましいです。
また、後半にそなえて本もバランス良く選んでおきたいため、形を重視するか、本の種類を重視するかで選ぶべきブロックが変わってきます。
後半はまったく別のゲームになっており、ガンツ・シェーン・クレバーのように、さまざまな得点条件がある中で、ダイスの目に応じた場所を塗りつぶしていきます。
ただし、どんどん条件が厳しくなっていくため、ダイスの目によっては、書き込めずにただただ本を消費してしまうこともあります。
早取りの目標などもないため、プレイヤー間のインタラクションはありません。そのため、何人で遊んでも同じように楽しむことができます。各自がシートを持っていればオンラインでも遊べそうです。
タイトル | Rilium |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 1~100人 |
プレイ時間 | 20分 |
デザイナー | Masaka Maru |
BGGリンク | Rilium | BGG |