クトゥルフ神話カードゲームは、LCG(リビングカードゲーム)と呼ばれる、デッキ構築要素がある2人用のカードゲームです。2015年2月に日本語版が発売予定のアンドロイド:ネットランナーもLCGです。
LCGとは?
一般的に遊ばれている2人用のカードゲームといえば、TCGです。こちらはトレーディング・カード・ゲームの略で、さまざまなデッキパックやブースターパックを購入し、自分のデッキを組み立て、相手との対戦に臨みます。有名なものでいうとマジック:ザ・ギャザリング、遊戯王、デュエル・マスターズなどが挙げられます。
TCGを遊ぶ上で避けては通れないのがお金の問題です。
自分の思い通りのデッキを組み立てるには、たくさんのカードを手に入れる必要があります。中には手に入りにくいレアカードもあり、それ1枚で何万円もの値段でやり取りされていることもめずらしくありません。そのため「面白そうだけど、そこまでお金を使うのは……」と思っている人も多いのではないでしょうか。
LCGにはTCG同様、デッキ構築要素があります。ただTCGと異なるのが追加購入のパックに入っているカードが固定されているということです。そのため、目的のカードを得るために何個もパックを購入する必要がありません。
もちろん追加パックを買うという点でお金はかかりますが、TCGに比べると格段に安く自分の思い通りのデッキを作ることが可能です。
クトゥルフLCGについて
クトゥルフLCGはクトゥルフ神話を元にしたカードゲームです。クトゥルフ神話といえばTRPGなどでもお馴染みなので、ご存じの方も多いでしょう。
クトゥルフLCGには7つの勢力があります。
- 政府機関
- ミスカトニック大学
- シンジケート
- クトゥルフ
- ハスター
- ヨグ=ソトース
- シュブ=ニグラス
この7つの勢力を自由に組み合わせてデッキを構築します。多くのTCGと同じようにリソースも勢力ごとに分かれているので、多くの種類の勢力を入れるとカードが出しづらくなる面もあります。
一般的なTCGとの大きな違いは、相手を倒すことが目的ではないというところです。
クトゥルフLCGではボードにストーリーカードが置かれます。このストーリーカードを取り合うのがゲームの目的です。先に3つのストーリーカードを取得したプレイヤーがゲームに勝利します。
LCG日本語化について
クトゥルフLCGは日本語版が発売され、そのあとかなりの数の拡張パックも日本語化されました。(正式名称はアサイラムパックといいます)ただし、すべてではありません。そのため、勢力によってはそこまでカードがそろっていないものもあります。
アンドロイド:ネットランナーも数多くの拡張が出ていますが、どの辺りまでが日本語化されるのかは多くの人が懸念しているところです。せっかく日本語版がでるならば、しっかり拡張も発売して欲しいところですね。