インシディアス7は2~5人用のトリックテイキングゲームです。
5スートそれぞれに0~7の数字があり、合計40枚のカード構成になっています。また、そのラウンドの切り札を表示するためのカードも用意されています。
インシディアス7について
ゲームの流れは
- カードのパス
- ビッド
- カードのプレイ
- 得点計算
となっています。
まず隣のプレイヤーにカードを渡します。どちらに渡すか、また何枚渡すかはラウンドによって決まっています。渡さないラウンドもあります。
次にビッドです。
ビッドは自分の手札から1枚を伏せることで行います。そのとき伏せたカードの数字が今回自分が獲得できると推測する数になります。出されたカードのうち、もっとも大きい数字のカードが切り札スートになり、そのカードを出したプレイヤーが最初にカードを打ち出します。ビッドしたカードは再び手札に戻します。
トリックはマストフォローで行います。
フォローできるのは色か数字です。通常のトリックテイキングではスートのみをフォローすることになりますが、インシディアス7では数字をフォローすることもできます。これがちょっと独特で、他にはないプレイ感を生み出しています。
通常のトリックテイキング同様、切り札があればそのもっとも大きな数字、無ければリードスートのもっとも大きな数字が勝ちます。同じ数字の場合は色の強さの序列にしたがいます。(色の強さはカードを見ることで分かります)
7トリックを行ったならば得点計算です。
ビッドした数と同じトリック数ならば2点+ビッドした数を得て、ビッドした数と異なる場合はその差分だけ点数を失います。ビッドした数とぴったりにする必要があり、勝ちすぎても負けすぎてもダメです。ぴったりの場合2点があるので、0でビッドしても2点は入ります。
これを7ラウンド行い、もっとも得点の多いプレイヤーの勝利です。
数字をフォローできる妙
やはり何といっても独特なのが、数字をフォローできるという点です。
いつものトリックテイキングのつもりでプレイすると、うっかり勝ったり、思わぬところで負けたりします。たとえば、もっとも大きい数字である7でリードすれば序盤はまず勝てるのが一般的なトリックテイキングですが、インシディアス7の場合、もっと強い色の7に負けてしまいます。
また、手札にある数字しかビッドできないのも悩ましいポイントです。
オプションルールとして、Piikoというルールがあります。
このルールを採用するとビッドがより白熱します。ビッドをした際に、すべての数字の合計が7であったならばそのビッドは無効になり、残りの手札でさらにビッドを行います。もちろん以降も合計が7であったならば同じ処理を繰り返します。
Piikoが発生した場合、そのときにもっとも大きな数字を出したプレイヤーに1点が入るというボーナスがあります。もし7回連続Piikoが発生してしまったならば再びカードをシャッフルして配り直しますが、Piikoで得たポイントはそのまま残ります。
せっかくなので以前自作したスコアシートも公開します。これを見ればルールの概要と、どのラウンドにどちらに何枚カードをパスすればいいのかが分かります。
ビッド数ちょうど勝つ必要があるので難易度は高いですが、ルール自体はそれほど難しくありません。トリックテイキングに慣れている人ならば簡単に説明するだけですぐに遊べるでしょう。