BLITZKRIEG!(ブリッツクリーク)は、連合国側と枢軸国側に分かれて戦う1~2人用のゲームです。複雑そうな見た目ですが、手番でやることは手札からトークンを1枚配置するだけです。
BLITZKRIEG!(ブリッツクリーク)について
各プレイヤーは布袋、衝立、トークンを受け取ります。トークンはプレイヤーごとに背景色が異なりますが、構成や枚数などは同じです。
トークンには陸・海・空のユニットと数字が書かれています。他に陸軍と海軍の将校があります。
ゲームボードには5つの戦場があります。それぞれにトークンを置くマスがあり、マスによって置けるトークンの種類が決まっています。また、置くことによってさまざまな効果が得られるマスもあります。
他に特別な兵器トークンがあります。このトークンはゲーム中の効果によって獲得できます。
ゲームの流れ
枢軸国側から手番を行います。お互い、初期手札として袋から3つトークンを引いて、衝立で隠しておきます。
手番では以下の4つのフェイズを行います。
- 手札からトークンを1つ配置
- 配置したマスの効果を解決
- 戦闘マーカーを進める
- 袋からトークンを1つ補充
ボード上にトークンを配置すると、数字分だけ自分のほうに戦闘マーカーが進みます。一列が埋まったときに自分側に戦闘マーカーがあると、ボードに記された得点が入ります。
さらに戦況が有利になっていると追加点があります。
また、戦闘マーカーが端までたどり着くと、以降、そのエリアにはトークンが置けなくなります。空いているマスに描かれた特殊効果やボードに描かれた得点は、すべて端まで引き切ったプレイヤーが獲得します。
トークンを配置したマスによって、兵器トークンを引いて袋に加えたり、連続してトークンを配置したり、相手のトークンを奪ったりといった特殊効果が発動します。
ゲームの終了
以下の条件を満たすとゲームが終了します。
どちらかが25点以上獲得する
もし枢軸国側が25点に達した場合、連合国側がもう一手番行います。そして、より勝利点が多いほうの勝ちです。
もし連合国側が25点に達した場合、そのままゲームに勝利します。
同点の場合、連合国側が勝利します。
手番開始時にトークンがない
手番開始時にトークンがなく、配置できない場合、そのプレイヤーの負けです。
20分で終わる第二次世界大戦
ボードのデザインやユニットトークンなど、難しそうな雰囲気がありますが、実際やることはかなりシンプルです。手元にあるユニットをボードに配置して、それぞれのエリアで支配力を競うのがメインです。
今回は2人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどでした。
テキスト効果などはなく、アイコンの数もそこまで多くありません。基本的には、それぞれのエリアでの数比べになります。また、途中で兵器が袋に加わるため、バッグビルディングの一面もあります。
陸軍は茶色、海軍は青色、空軍は両方とユニットによって置けるマスが決まっている上、欲しいトークンが引けるかどうかは運次第です。
そのため、先々まで見通してプレイするというよりかは、状況に応じて最善手を探していくタイプのゲームです。見た目に反して、かなりカジュアルなプレイ感ですね。
手元にあるトークンを1つ置くだけにも関わらず、かなり悩ましいです。
ちなみに今回は25点を取られて負けてしまったのですが、その時点で相手のトークンはなくなっていました。そのため、あと一手番引き延ばせば勝てていたため、後から知って悔しかったです(笑)
ボードは両面仕様になっており、裏面ではアメリカ本土を舞台にしてドイツ対日本が争う架空戦記の拡張になっています。
タイトル | Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutes |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 1~2人 |
プレイ時間 | 20~45分 |
デザイナー | Paolo Mori |
BGGリンク | Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutes | BGG |