フォートは子供の秘密基地作りをテーマにした2~4人用のゲームです。オモチャやピザで友達の助けを借りて、最高の秘密基地を作ることを目指します。デッキ構築要素がありますが、他のプレイヤーにカードを取られてしまうことがあります。
フォート(Fort)について
各プレイヤーに個人ボードとサマリーを配ります。ボードごとに能力の違いなどはありませんが、初期カードとなる親友カードが異なります。
ゲームは誰かが終了条件を満たすまで手番を繰り返します。
手番の流れは以下の通りです。
手番の流れ
1.裏庭にあるカードを捨てる
誰にも取られずに残ったカードを捨て札にします。
2.手札を1枚プレイする
手札を1枚プレイします。同じスートのカードを付加カードとして出すことで効果が強まるものもあります。
他のプレイヤーは同じスートのカードを捨てることで、アクションをフォローすることができます。
3.友達1枚の獲得
公園(場に並んでいるカード)、他プレイヤーの裏庭、山札の一番上のいずれかからカードを1枚獲得して、自分の捨て札に加えます。
4.カードの処理
プレイしたカード、付加カード、手札にある親友カードは捨て札にします。残った手札は裏庭に表向きで並べておきます。
5.山札からカードを引く
カードを5枚引いて手札にします。山札がなくなった場合は、捨て札をシャッフルして新たな山札を作ります。
ゲームの終了
ゲームの終了条件は以下の3つです。
- 誰かが勝利点トラックで25点以上になる
- 誰かの秘密基地レベルが5になる
- 山札がなくなる
終了条件を満たしたら、そのラウンドを最後まで行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。
実際のゲームの様子
カードをプレイして、オモチャやピザといった資源を集め、それを秘密基地のコストにしたり、得点化したりするのが主な流れです。
カードには同じアイコンを揃えることで強化されるものがあるため、その辺りを考えてデッキを組んでいくことになります。ただし、その手番に使わなかったカードは裏庭に行ってしまうため、他のプレイヤーに取られてしまう可能性があります。
また、木の上(個人ボード左)にカードを重ねることで、恒久的にアイコンの数を増やすこともできます。
ただし、いずれもアクションをするためのカードが必要なため、やりたいときにやりたいアクションができるとは限りません。
ゆるめのデッキ構築
デッキ構築要素はありますが、そこまで強くはありません。
というのも、獲得できるカードは何がでるかわかりませんし、集めたカードを取られてしまう可能性もあります。また、欲しいカードがなくても1枚は取らなければなりません。そのため、思ったようなデッキを組むのはなかなか難しいです。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間ほどでした。
メインとなる友達カードはアイコン表示なので言語依存はありません。ただ、条件を満たすことでもらえる「おきてカード」や「特典カード」がテキスト効果になっています。
独特なルールですが、個人ボードに流れが書いてあるため、その通りにやっていけば問題ありません。アイコンもそれなりに種類がありますが、サマリーを見れば理解可能です。
今回は全員が秘密基地を上げる展開になったため、スコアボードは最後までほとんど使用しませんでした。わたしは、あと1つ資源があれば秘密基地を最大までレベルアップできたのですが、そのままゲーム終了で負けてしまいました。
プレイ感はかなり軽いです。
また、先々まで見通してプレイングするというよりかは、その場その場でベターな選択肢を選んでいくタイプのゲームです。デッキを崩されてしまう要素があるため、好みは分かれそうですね。
タイトル | Fort |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20~40分 |
デザイナー | Grant Rodiek |
BGGリンク | Fort | BGG |